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人感センサーで自動運転が大幅進化 ソニーの新型スピーカー付きシーリングライトを試した山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、LEDシーリングライトにスピーカーが合体した、ソニーのマルチファンクションライトの新モデル「MFL-2000S」をチェックする。

 ソニーのマルチファンクションライトは、天井に取り付けるシーリングライトに、スピーカーユニットを合体させた製品だ。Bluetoothでの連携により、天井から音楽を再生できる他、内蔵のスマートリモコン機能を用いた家電製品の操作や、センサーによる照明の自動オン/オフなどにも対応する。

 今回、このマルチファンクションライト(MFL-1000A)に、人感センサーを強化した新モデル「MFL-2000S」が登場した。メーカーから製品を借用できたので、どのような点が進化したのかを見ていこう。なお、原稿執筆時のAmazonでの税込み価格は、MFL-2000Sが4万4820円、MFL-1000Aが2万6400円だった。


ソニーのマルチファンクションライト「MFL-2000S」。以前紹介した「MFL-1000A」の上位モデルという位置付けだ

→・音声操作も可能で天井から音が降る! ソニーの超多機能マルチファンクションライトを試してみた

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天井設置でスピーカーやスマートリモコンとの相性よし

 まずは、ざっと製品の特徴をおさらいしておこう。本製品の外見は、一般的なシーリングライトと大差なく、取り付け方もほぼ同様だ。ボディーがドーナツ状になっており、中央部にスピーカーユニットを取り付けられるのが、一般的なシーリングライトとの大きな違いだ。このスピーカーユニットはシーリングライトと同じ電源を使うので、別途コンセントなどを用意する必要もない。


取扱説明書などを除いた付属品一覧。一般的なシーリングライトと異なるのは、スピーカーユニット(上段中央)がセットになっていることだ

スピーカーユニットはドーナツ状になったシーリングライトの中央部に、後からはめ込む構造だ。天井に取り付けることから、全方向で聞こえやすいのは大きなメリットといえる

底面から見ると、スピーカーであることがよく分かる。なお、BluetoothはaptX LLにも対応するので、TVの音声も遅延なく楽しめる

付属のリモコン。スマホアプリを使わなくとも照明器具として一通りの操作はできる

 次に、取り付けの手順を見ていこう。


まず、天井の引掛シーリングに合わせてアダプターをセットする

続いてシーリングライト本体部を下から差し込み、回してロックする。その後、アダプターから出ている電源ケーブルを本体に差し込む

同様にカバー(セード)を取り付け、回してロックする

最後にスピーカーユニットを下からはめ込み、回してロックすれば完了だ。何かと場所を取るスピーカーを、天井に設置できるのは大きな利点だ

この時点で照明器具としてはすぐに利用可能だ。操作は付属のリモコンを使って行う

内部のLEDは2色が交互に配置されており、電球色と白色の切り替えが行える。ちなみに適用畳数は「10畳相当」となっているが、これは電球色と白色の両方を全点灯させた場合で、片方だけだとあまり余裕はない

 続いて、アプリや強化された人感センサーを見ていこう。

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