人感センサーで自動運転が大幅進化 ソニーの新型スピーカー付きシーリングライトを試した:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、LEDシーリングライトにスピーカーが合体した、ソニーのマルチファンクションライトの新モデル「MFL-2000S」をチェックする。
以上が新機能なのだが、一般的に人感センサーといえば、室内でじっと静かにしているのを人がいなくなったと勘違いして照明をオフにしたり、あるいは就寝時に寝返りを打っただけで誰かが入室してきたと判断して照明をつけたりと、小回りが利かないこともしばしばだ。本製品もデフォルト設定のままでは、少なからずこうした傾向がある。
本製品は、感度を調整するためのチュートリアルメニューが用意されている他、スライダーを用いた感度の調整、無人検知時間の設定など、アプリ側できめ細かにコントロールできるので、うまくいかなかった場合も調整が容易だ。感度調整も、前回試用時は3段階だったのが、今回は9段階まで増えており、それだけきめ細かな設定が可能になっているのはよい。
「こんなことがしたい」が見つかる豊富な機能
ざっと試用してみたが、かなりコツが必要になるとはいえ、数多くの機能が網羅されており「こんなことがしたい」と思って探すと、何かしらの機能が見つかる。前回の製品もそうなのだが、機能が多すぎて把握しきれないので、あまり欲張らず、必要なものだけを使うくらいでいいだろう。
本製品にまつわる個人的なリクエストとしては、アプリの階層構造の見直しだ。前述の「みまもり」機能のように、同じ名前の画面が別々の場所に2つあって相互にリンクしていなかったり、ホーム画面と思って操作していた画面(「ホーム」→「タイマー」)のさらに上にもう1つ画面(ホーム)があったりして驚いたりする。
これは下の階層を開くと画面が完全に切り替わり、現在位置が把握できなくなるのが原因のように思う。UI自体はこなれており、画面単独で見ると分かりやすいだけに、Webサイトで言うところのパンくずリストのような、前後のページとの関係性が分かるナビゲーションがあれば、さらに分かりやすくなるように思う。また「〇〇したい場合は」という形式のヘルプも、ホームページにぜひ用意してほしいところだ。
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