オカムラが考える“ニューノーマル”時代のオフィスと在宅ワーク(2/2 ページ)
オフィス環境の激変を受け、オカムラがオフィス向け製品に加え、新たにゲーミング向けのチェアや机も投入した。
同社初のゲーミングファニチュア「STRIKER」
本日の発表会で一番の注目は、同社が満を持して参入するゲーミングファニチュア「STRIKER」だ。今回発表されたのはゲーミングチェアとゲーミングデスク、デバイスを効率よく片付けるためのシェルフの3種類。ゲーミングチェアはヘッドパネルと可動ヘッドレストで構成される「EXタイプ」と、ヘッドレスト部が簡略化されている「SDタイプ」の2モデルが用意される。
EXタイプのヘッドパネルは、周囲の情報を制限してゲームに集中するためのもの。ただし、チームプレイではコミュニケーションを取る必要があるので、完全に視界を覆うのではなく、最低限の長さにしている。背面は直立から前方に10度、後方に23度倒れる。
なぜオカムラがゲーミングファニチュアを? と思ったのだが、担当の方に聞いたところ、今後eスポーツは成長市場であり、個人やプロゲーマーが購入するというBtoCももちろんあるが、狙っているのはeスポーツが行われる施設や大会への機材供給だという。こういったシーンではチェアやデスク以外にも、トータルで場を作り上げるためのノウハウが必要で、十分に参入する余地があるという。
開発に当たり、プロゲーマーなどの意見も取り入れている。STRIKERは“第1弾”となっており、この次の展開もあるそうで、今後も注目していきたいブランドといえる。
10月に発表済の製品として、同社が進めるデジタルトランスフォーメーションサービス「Work x D(ワーク・バイ・ディー)」のデモも行われ、ロッカーをスマホで空けたり、利用状況の可視化ツールなどが紹介されたりした。
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