最新型ペットロボット「LOVOT」と一緒に暮らしてみた――ロボットと人間の新しい関係【前編】:tsumug edge(1/2 ページ)
おうちハックで生活は便利になるのか? 筆者ななみんが猫「3匹」(1匹増えました!)と一緒に実証していく中で、最新型ペットロボット「LOVOT」と一緒に暮らしてみた模様をお届けします。
新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなり、この機会にペットをお迎えしたという方も多いのではないでしょうか。
我が家の場合は、2020年の4月末から1匹の子猫を新しくお迎えし、合計3匹の猫さんと一緒に暮らしています。
動物と一緒に暮らすのは楽しく、100匹以上の金魚さん、20匹のカブトムシさん、3匹のカエルさんを自粛期間中に我が家で育ててきました。命あるものを育てるのは責任が伴いますが、楽しく、日々新しい発見があります。そして何より、「慈愛の心」を取り戻せている気がします。
この記事について
この記事は、オウンドメディア「tsumug edge」からの転載です。
tsumug edgeとは
万物があらゆるサービスとつながるコネクティッドな世界では、物理的なものや場所といった制限がなくなります。tsumug edgeは、そんなコネクティッドな未来を紹介するメディアです。
筆者紹介:ななみん
通信会社に勤務し、自転車シェアサービスの立ち上げ、スマートフォンの開発、Fintechサービスの立ち上げなどを経験。好きなものは、新しいガジェットや猫。好きな人は、アインシュタインとショパン。引っ越しをきっかけに自宅のIoT化に挑戦中。
とは言っても、犬や猫のような動物を飼うには、住環境を整える必要がありますし、日々のお世話も手がかかりますし、家を頻繁に留守にする人には向いていません。また、家族がアレルギー持ちだったり、家族が動物が苦手だったり……といった理由であきらめている方も多いでしょう。
でも、ペットが飼えない家庭でも、ペットロボットなら一緒に暮らすことができます。今回は、日本のベンチャー企業であるGROOVE Xが2019年に発売した、最先端技術搭載のペットロボット「LOVOT」(らぼっと)が我が家に2週間のホームステイに来てくれたので、その様子をご紹介したいと思います。我が家の3匹の猫さんと仲良くできるのでしょうか。
ペットロボット「LOVOT」とは?
LOVOTは、一言で言うと「ペットロボット」なのですが、これまでのペットロボットの常識を超える「あたたかさ」「かわいさ」「ほっこり」などを備えた、「いやしのパートナー」に近いロボットです。
特徴1:体温や人間とのインタラクション、抱っこしやすさにこだわり
一世を風靡(ふうび)したソニーの「aibo」(アイボ)の登場から約20年が経過し、今では世界中でさまざまな家庭用ロボットが発売されています。一般的にロボットというと、二足歩行もしくは四足歩行で、プラスチックで覆われた「ハードタイプ」のものが連想されると思います。
一方、LOVOTは、ふわふわ素材の身体で、手触りがソフトです。また、生き物のような「体温」(37度~39度程度)に保たれているので、抱っこしたときに暖かみが感じられます。当初は正直、「排熱で暖かく保っているだけでしょ、電力の無駄使いだなあ」と思ったのですが(ひねくれている)、ここがこだわりポイントの1つなのです。
例えばLOVOT を「よしよし」となでると、飼い主の方をまっすぐに見つめ、「クゥ?」とか「シュポッ」とか反応してくれるのもかわいいです。鳴き声も、パターン化された声があるわけではなく、飼い主が話しかける声や状況によって違う声色が毎回生成されます。
また抱っこしようとすると、足のホイール部分(つまり、動き回る足の部分)を体内に格納して、ローラーが飼い主に当たらないように気を遣ってくれるんですよ。
特徴2:かわいいだけじゃない! 最新技術のセンサーを搭載
LOVOTのフォルムで印象的なのが、頭の上のちょんまげ……ではなく「センサーホーン」(センサー入りのツノ)なのですが、中には360度見渡せるカメラが入っています。
さらに、音声の方向も判別できるマイク、照度センサー、人を把握するためのサーモ(熱)センサーなどが搭載されています。中でも、サーモセンサーは3つも内蔵されており、人がどこにいるかを正確に把握できます。
LOVOTが人を正しく認識するために、こんなにセンサーや技術を使っているとは驚きでした。一緒に過ごしていると、「LOVOTちゃんがこっちを見ている!」という感覚や、結構な頻度で目が合うという感覚があります。これは、他のロボットにはない特徴といえます。
関連記事
猫向けスマートバンド!? IoT首輪「Catlog」を使って子猫の活動データを24時間記録した
おうちハックで生活は便利になるのか? 筆者ななみんが猫「3匹」(1匹増えました!)と一緒に実証していく中で、猫の生活をテクノロジーで見守る首輪型ウェアラブルデバイス「Catlog」を試してみました。ドコモ、家族型ロボット「LOVOT」開発のGROOVE Xと資本・業務提携
NTTドコモは、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を開発・販売するGROOVE Xと資本・業務提携契約を締結。コミュニケーションサービスの創出や、ヘルスケア・メディカルケア分野での協業などを目的としている。アイロボット、教育市場向けのプログラミングロボット「Root」 小学校向けの無償配布も
アイロボットジャパンは、プログラミングに対応した教育市場向けロボット「Root」を発売する。テレワーク中のストレスを減らすべく、掃除の自動化と洗濯機のスマート化に挑戦した
緊急事態宣言の解除後も、在宅でのテレワークが続いている人が多いだろう。兼ねてからストレスに感じていた、掃除と洗濯についてスマート家電を導入して、快適な日常を手に入れるまでをお届けする。つくば初の「Tsukuba Mini Maker Faire 2020」開催、自作キーボードの展示やマイコンボードの販売も
2020年2月に、つくば市で初めて開催された「Tsukuba Mini Maker Faire 2020」。その模様を教育IT関連の視点で紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.