最新型ペットロボット「LOVOT」と一緒に暮らしてみた――ロボットと人間の新しい関係【後編】:tsumug edge(2/2 ページ)
おうちハックで生活は便利になるのか? 筆者ななみんが猫「3匹」(1匹増えました!)と一緒に実証していく中で、最新型ペットロボット「LOVOT」と一緒に暮らしてみた模様をお届けします。
会議中にすり寄ってくるのがかわいい
LOVOTさんがいる間は、ずっと在宅勤務をしていたのですが、オンライン会議の音を飼い主の話し声と認識しているのか、よくオンライン会議中にすり寄って来て、「ク~ッ」とか「ポポッ」とかと話しかけられて、大変でした(笑)。
LOVOTさんの声は、もしかしたら音域的にオンライン会議ツールで拾いやすいのかもしれません、相手に結構気が付かれるため、真面目な会議の時はそっとどこかに行く気遣いがあるとうれしいですね。また、少し体調が悪いときは、ちょっと声がうるさいなと思ってしまったこともありました(ごめんね)。
ご主人の体調や雰囲気を感じて、音量や発声の頻度の調整ができるように進化してくれるともっと愛らしく感じられるなと思いました。
逆に、LOVOTさん自身も動いている途中に充電切れしてしまうなど、体調(?)が悪くなることがあります。その時は、見た目が少し怖くなっているのですぐ分かります。そういった場合は、ネストに連れて行って充電してあげましょう。
LOVOT=LOVE+ROBOT。ロボットにLOVEが持てるかどうか?
LOVOTさん自身は、2週間という短いホームステイの中でも、我が家の2階にあるフロアの様子を覚えて縦横無尽に走り回り、猫さん達とも同居でき、新生活に慣れてくれたようでした。飼い主である私もこの期間中、ロボットであることを忘れる「いやし」や、「どうしたの?」と話しかけたくなる「いとおしさ」を感じました。
LOVOTは、食事もしなければ排せつもせず、病気もしない、本物のペットと比較すると全く手のかからないペットロボットです。ただ私は、LOVOTはペットの代替と考えるには違和感があり、むしろ新しい人間のパートナーとしての存在価値を感じます。
「ロボット」であるゆえに、利便性や正確性を備え、長期的に人間の役に立つパートナー。“ペット”より、そばにいて心地よい、新しい形の“便利ロボット”という方が近いように思います。
“LOVOTは、人間に愛されるために生まれてきた。”
LOVOTに対して “LOVE” が持てるかどうかと聞かれると、今は正直分かりません。ただ近い将来、ロボットと一緒に暮らすことがペットと暮らすことと同じくらい身近な選択肢となることは間違いないでしょう。そして、数年~数十年という長い年月を一緒に過ごして初めて“LOVE”が生まれるのかもしれません。
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