レビュー

Ryzen 9 5900HX×RTX 3080×300Hz液晶のモンスターPC「ROG Strix SCAR 17」を試す(3/5 ページ)

ASUS Japanから発売されるゲーミングノートPC「ROG Strix SCAR 17」は、ノートPC向けの最新CPUとGPUを搭載するだけでなく、さまざまなギミックを満載したモンスターモデルだ。

光速反応のオプティカルメカニカルキーボード

 キーボードには、オプティカルメカニカルスイッチを採用する。機械式のスイッチを押す動作で光を遮っているシャッターが開いてスイッチが入る仕組みで、通常のメカニカルキーボードに対して、反応は150倍速いという。キーストロークは約1.7mm、キートップには約0.15mmのくぼみを付けることで指を置きやすくしている。また、複数キーの同時押しを正確に認識できるNキーロールオーバーにも対応する。

 試した限り、メカニカルキーボードとしては比較的軽い力でキーを押下でき、反発も強すぎず、ノートPCのキーボードに慣れている人でも負担なく使える印象だ。通常のメカニカルキーと同様、押下時にカチカチとした音はする。

 英字配列でテンキーのレイアウトが変則的な点は注意が必要だ。特にテンキーは数字キーが一般的なレイアウトよりも1列上に配置されており、違和感が大きい。慣れるまでには少し時間が必要だろう。

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キーボードは、オプティカルメカニカルスイッチを採用する。英字配列でテンキーの配置も少々変則的だ

RGB LEDのキーボードバックライトを搭載する。1キーごとにカラーが制御できるため、インパクトのある発光演出が可能だ

遊び心たっぷりの仕掛けも満載

 本製品には「Keystone II」と呼ばれるハードウェアキーが付属している。接続はNFCを利用し、マグネットを内蔵して固定できるようになっている。

 このキーの装着をトリガーとしてパフォーマンス設定を切り替えたり、指定したアプリを起動したりする他、キーを指したときだけ隠しパーティションが使えるシャドウドライブ、キーを外した時にウインドウを最小化したり、Windowsからログアウトするなどといった動作を割り当てることも可能だ。

 また、背面のヒンジ奥部分の装飾カバー(Armor Cap)は着脱でき、標準で装着されているラバーグレイに加え、トランスルーセントブラック、メタリックシルバーと、2種類の交換用Armor Capが付属しており、気分に合わせて付け替えられる。


付属の「Keystone II」。接続はNFCを利用し、マグネットで固定できるようになっている

Keystone IIはボディー右側面のスロットにぴったり装着可能だ

Keystone II専用のホルダーも標準で付属している

Keystone IIの設定はArmoury Crateユーティリティーで行える
Keystone II装着時の演出。ここでは標準のトリガーサウンド/ライティング演出に加え、アプリ起動(AURA Creator)を割り当てている

ヒンジ奥部分の装飾カバー(Armor Cap)は着脱が可能だ。標準のラバーグレイに加え、トランスルーセントブラック、メタリックシルバーと3種類が標準で付属している。写真ではメタリックシルバーを装着した

トランスルーセントブラックのArmor Capを装着したところ

Armor Capを外したところ。ちょっとした仕掛けが施されているという

底面のこの文字列にも意味があるそうだ

 続いて、ベンチマークテストで本機の性能を確認する。

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