Ryzen搭載モデルの中でもひときわ光る14型モバイルPC「mouse X4-R5」の魅力(2/4 ページ)
モバイルPCにも、AMDのRyzenを採用したモデルが増えている。マウスコンピューターの「mouse X4-R5」は、CPUにAMDのRyzen 5 4600Hを搭載した14型モバイルPCだ。税別7万6800円から購入できる高コスパモデルをチェックしよう。
テレワーク需要にしっかり応える装備
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6の無線LAN、Bluetooth 5.0を標準で装備している。
ディスプレイの上部に、100万画素のWebカメラとアレイマイクを備える。ノイズキャンセリング機能を搭載しており、ビデオ会議をスムーズにこなせる。Windows Hello対応のIRカメラも内蔵しており、ロックされた状態からスピーディーなログインが可能だ。
テレワークやオンライン授業を意識するなら、こういった通信機能、カメラやマイク機能のチェックは必須である。複数の機器が同時に通信する状況でも、安定して高速通信が行えるWi-Fi 6に対応し、いざという時に安心感がある有線LAN端子も装備していることに加え、Webカメラがディスプレイの上部にあるので、アングルが不自然にならず、顔認証カメラも搭載する本製品の適性は非常に高いといえるだろう。
外部ディスプレイを利用するためのHDMI端子、Type-CとType-A合計で4基のUSB端子を備えるなど、インタフェースも必要十分な内容といえる。USB Type-CはPower Delivery(PD)にも対応しており、65W以上の出力をもつ汎用(はんよう)のUSB PD対応ACアダプター/モバイルバッテリーの利用も可能だ(動作保証は純正品のみ)。
一番奥からDC入力(ACアダプター)、HDMI出力、USB 3.0(Type-A)、USB 3.0(Type-C)の各端子が用意される。USB Type-CはUSB Power Deliveryにも対応している
フルHD対応の14型液晶ディスプレイの品質は及第点
液晶ディスプレイは14型だ。最近の製品としては珍しいことではないが、画面上部と左右の非表示部を切り詰めたナローベゼルデザインによって、底面積を大きくせずにモバイルノートPCの標準である13.3型よりも一回り大きなサイズの画面を搭載している。
画面解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)と標準的だ。表面はノングレア仕様で、外光や照明などは映り込みにくい。液晶の配向方式について記載はないが、評価機の視野角は上下/左右とも広く、視認性は良好だ。特に良い品質とはいえないが、悪くない及第点の画面といえるだろう。
打ちやすくクリック音も静かなキーボード
キーボードのキーピッチは約18mm、キーストロークは約1.4mm(いずれも公称値)だ。カーソルの上下キー以外はほぼ均等サイズで、Enterキーも大きく、ゆったりとした配置がうれしい。キートップには軽いへこみがつけられており、指を置きやすい。スイッチも反発が強すぎず、長文入力でも疲れにくいキーボードだと感じる。音も静かで、テレワークや学習用途にはピッタリだろう。
キーボード手前にはタッチパッドとクリックボタンを一体化したタッチパッドを装備している。Microsoftの定める「高精度タッチパッド」に対応しており、Windows 10標準の便利なジェスチャー機能も利用できる。
次にベンチマークテストで本製品の性能をチェックする。
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