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Dellが「Inspiron」ノートPCの新モデルを発表 「XPS 13」には有機ELディスプレイモデルを追加

Dellが、InspironブランドのノートPCの新モデルを発表した。発売時期は国や地域によって異なるが、日本を含むアジア太平洋地域では4月13日から順次販売が始まる。合わせて、既に販売を開始しているXPS 13には、有機ELディスプレイ構成が追加される。

 Dell Technologiesは4月13日(米国中部時間)、「Inspiron」ブランドのノートPCの新製品を発表した。合わせて同社は同日、13.4型モバイルノートPC「XPS 13(9310)」に有機ELディスプレイモデルを追加した。

 発売予定日は国/地域によって大きなばらつきがある。この記事では日本を含むアジア太平洋地域での発売予定日を記載するが、各モデルの日本での展開は未定となっている。

Inspiron 13/14/15(4月13日から順次発売)

 13.3型の「Inspiron 13(5310)」、14型の「Inspiron 14(5410)」、15.6型の「Inspiron 15(5510)」はクラムシェルタイプのノートPCだ。いずれもモバイル向け第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用し、Core i5/i7モデルは、よりクロック周波数の高い「Core H35プロセッサ」を搭載している。

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 北米における最小構成の想定販売価格は、Inspiron 13が599ドル(約6万5400円)、Insprion 14/15が549.99ドル(約6万円)となる。


クラムシェルのInspiron の新モデル

Inspiron 14 2-in-1(4月13日から順次発売)

 コンバーチブルタイプの14型2in1「Inspiron 14 2-in-1」は、第11世代Coreプロセッサ(モデル名:5410)またはモバイル向けRyzen 5000プロセッサ(モデル名:7415)を搭載している。第11世代CoreプロセッサモデルはNVIDIAのGPU「GeForce MX450」を搭載するモデルも用意する。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)となる。

 北米における最小構成の販売価格は599ドル(約6万7600円)だ。


Inspiron 14 2-in-1

Inspiron 16 Plus(6月4日から順次発売予定)

 「Inspiron 16 Plus(7610)」は、16型の3072×1920ピクセル(アスペクト比は16:10)液晶ディスプレイを搭載するハイエンドモデルだ。第11世代Core-Hプロセッサを採用し、NVIDIAのGPU「GeForce GTX」や「GeForce RTX」を搭載する構成も用意する。

 北米における最小構成の想定販売価格は、949.99ドル(約10万3900円)となっている。


Inspiron 16 Plus

XPS 13(9310)(4月13日以降に有機ELディスプレイ構成追加)

 XPS 13(9310)は、既に販売を開始しているモデルだが、3456×2160ピクセルの有機ELディスプレイを選択できるようになる。この有機ELディスプレイはタッチ操作に対応し、「DisplayHDR 500」に準拠するHDR(ハイダイナミックレンジ)表示も可能だ。

 北米では、最小構成のディスプレイ(フルHD+液晶、タッチ非対応)に360ドル(約3万9300円)プラスすると選択できる。


有機ELディスプレイを選択できるようになったXPS 13(9310)(Black)

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