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「入門用にオススメ」と評される製品で注意すべきこと牧ノブユキの「ワークアラウンド」(2/2 ページ)

「入門用にオススメ」という表現には、ポジティブな評価の場合もあれば、ネガティブな評価の裏返しの場合もあり、字面通りに受け取るのは危険だ。このどちらの意味で使われているかを、購入前の段階で見分ける方法はあるのだろうか。

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ジャンルを問わず広い範囲で役に立つ手法

 本来ならばここで「買取価格が新品価格の何割までならセーフ」と明確な基準を提示したいところだが、残念ながらカテゴリーにも依存するので一概には言えない。

 この業界で恐らく中古の買取価格が最も高額なApple製品であれば、販売価格の7割や8割で買い取ってもらえるケースもまれにあるが、他のハードウェアであれば5割もあれば万々歳、製品によっては3割程度でセーフという場合もあるだろう。

 とはいえ、たとえ3割でも、自分にとって使えるかどうか分からない製品を購入する時点で、もしハズレでもすぐ売却すれば3分の1が返ってくると考えれば、まだ試そうという気にもなるもの。こうしたチェックを怠り、ハズレが判明して手放そうとしたところ、買い取ってもらえませんでしたとなると、泣くに泣けない。

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 今回は「入門用にオススメ」とされる製品を例に紹介したが、この手法はジャンルを問わず、広い範囲で役に立つ。自分にとって未知のジャンルの製品に手を出す場合、こうした観点でチェックするよう心掛けると、長期的に見てハズレを引く確率を大幅に減らせるはずだ。

著者:牧ノブユキ(Nobuyuki Maki)

IT機器メーカー、販売店勤務を経てコンサルへ。Googleトレンドを眺めていると1日が終わるのがもっぱらの悩み。無類のチョコミント好き。HPはこちら

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