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Dynabookの働き方可視化ソリューション「Job Canvas」が機能拡充 Teamsのステータスも確認可能に

Dynabookの働き方可視化ソリューション「Job Canvas」がアップデートし、機能が拡充された。Azure Active Directoryによるシングルサインインに対応したことで「Microsoft Teams」のステータスも確認可能になった他、スマホアプリを使った状況把握にも対応した。

 Dynabookは8月2日、従業員のPCを使った働き方を可視化するサービス「JobCanvas(ジョブキャンバス)」の機能を拡充した。管理画面からPCの稼働状況に加えて「Microsoft Teams」のステータス(プレゼンス)を確認できるようになった他、スマートフォンへの対応を強化している。JobCanvasのライセンス料金はオープン設定となっている。


JobCanvasの概要

拡充された機能の概要

「Microsoft 365」アカウントでのサインオンに対応

 従来はPCの稼働状況やアプリの利用状況を取得していたが、今回のバージョンアップではAzure Active Directoryと連携して「Microsoft 365」の企業向けアカウントでのシングルサインオンに対応する。これにより、ログインの手間が省ける他、セキュリティが強化される。

 また、Microsoft 365アカウントでの利用に対応したことにより、ユーザーのTeamsのステータスも取得できるようになった。利用状況をより具体的に把握することで、きめ細かく業務管理を行えるという。

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Active Directoryによるシングルサインインに対応することで、Teamsのステータスも取得できるようになった。よりきめ細やかな業務管理につながるという

スマートフォン対応の強化

 今回の機能拡充に合わせて、iPhoneとAndroidスマートフォンに対応するクライアントアプリがリリースされる。このアプリはAIoTクラウドと共同開発されたもので、あらかじめ設定した場所(オフィスなど)の到着/出発を自動検知してステータスに反映させる機能を備える。「どこで作業をしているのか」をメンバー間で共有しやすくなるという。

 JobCanvasのポータルサイト(Webベース)はスマホにも対応するため、PCを起動せずともメンバーの状況を把握できる。


新たに用意されたスマホアプリを使えば、どこで作業をしているか把握しやすくなるという

ダッシュボードの提供

 今回の機能拡充では、ポータルサイトに「ダッシュボード」が追加される。従来はメンバーの状況を個別に確認しなければいけなかったが、ダッシュボードを使うと概要をまとめて確認できるようになる。部門、あるいは個人間の状況比較もしやすくなるという。


ダッシュボードを使って状況確認をしやすくなった

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