連載

気になるギミック満載! コンパクトなドキュメントスキャナ「ScanSnap iX1300」を試す(3/4 ページ)

PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズに、エントリー向けの「ScanSnap iX1300」が加わった。多彩で実用的なギミックを備えた本製品をチェックした。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

スキャンから保存まで流れるような操作性

 それではスキャンしてみよう。本製品の給紙台を開けて電源を入れると、数秒後にScanSnap ManagerをインストールしたPCに本製品とワイヤレス接続したことが通知される。

 ScanSnap Managerを右クリックして原稿をスキャンすることもできるが、ここでは本製品のスキャンボタンを押した。手持ちのiX1500と同じ1枚2秒での読み取り速度なので、特段遅いと感じることはない。ただし、最新のフラッグシップモデルであるiX1600では1枚1.5秒(両面毎分40枚)なので、若干遅く感じるかもしれない。

 スキャンしている様子はこちらの動画で確認してほしい。

advertisement
スキャン後、ScanSnap Managerのウィンドウがデスクトップに表示され、スキャンした文書をどこに保存するかを確認してくるので選択しよう

スキャンしたデータをローカルまたはクラウド上に保存して、どこからでも見られるように設定可能だ。ピクチャフォルダを選べば画像として保存されるが、ScanSnap Homeと連携させることで画像からでもテキスト検索を行える

 保存が完了すると自動的にScanSnap Managerのウィンドウが閉じ、これでスキャンから保存の操作は終了となる。


Googleドライブを保存先として選んだ例。スキャンした年月日と時刻を合わせたファイル名でアップロードされているのが分かる。ファイル名の表示形式は変更可能で、スキャン日時+OCRした原稿内の先頭文字列という組み合わせも選べる

 リターンスキャンも試してみよう。厚さは2mmまで、しかもエンボス加工されているカード類でも対応可能とのことなので、手元にある会員カードを手当り次第スキャンしてみた。リターンスキャンではA4用紙の両面を1枚スキャンして排出するのにかかる時間は約5秒だが、カードサイズならアッという間に終わる。

カード斜めに挿入しても、傾き補正が効くのがありがたい

斜めに挿入した会員カード。エンボス加工の文字もきちんと読み取れている

 エンボス加工されたカードの場合、加工のある部分とそうでない部分では厚みが異なる。それでも正確に原稿送りできるのは、「ローラーのサスペンションが差異を吸収するから」とのことだ。パスポートの厚みには対応していないが、ほとんどの会員カードやクレジットカード類をスキャン可能なので、カード会社の連絡先やかかりつけの病院の電話番号情報などを控えのために取り込んでおくのもいいだろう。

“チリツモ”のわずかな手間を減らして毎日使いたくなるスキャナに

 本製品を試用していて感動したことがある。それは、給紙台を開けたときのギミックだ。開けて電源オンになる機能は、以前の機種から搭載されていたが、シューターが自動的に展開するのは、ScanSnap史上初だ。閉じるときには自動的に収納される。

 また、スキャンスタートと同時にスキャン後の書類を受ける「スタッカー」が自動的にせり上がり、スキャン前とスキャン後の書類が混ざることはない。給紙台にある全ての書類をスキャンしたら、自動的にスタッカーが収納されるのも心地よい。

 このような機構とUターンスキャンは、2019年9月に発売された業務用ドキュメントスキャナ「fi-800R」のコア技術を転用したものだという。あまり広くない受付カウンターで使えるよう、省スペース化を念頭に作られたfi-800Rを、コンシューマーでも購入しやすいようScanSnapに応用したわけだ。

 これまでのように「よいしょ」と手を伸ばして給紙台や排紙トレーを伸ばしたり、使用後に「ガッチャン」「ガッチャン」と閉じたりしなくてもいいというのは、大したことがなさそうでも手間だと感じており、これならどんどんスキャンして紙の書類を部屋の中からなくせるのでは? と期待に胸が膨らんだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す
  2. おもちゃと侮るなかれ! レトロな画面&レバー搭載タイプライター風キーボード「EPOMAKER Glyph」は実用性抜群の“しごでき”モデルだった
  3. 所有しているのに、手元にないように感じる不思議さ ミニスパコン「NVIDIA DGX Spark」と過ごした1カ月
  4. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後
  5. 一部PCでWindows 11(バージョン 24H2/25H2)で5月のセキュリティ更新をインストールできない事象 今後の更新で解消予定(暫定回避策あり)
  6. ロジクール、マウス「MX MASTER 4」に触覚フィードバック機能を提供開始 スナップなど特定のOS操作で振動
  7. 新開発の「ボールローラー支持」で滑らかさと静音性を実現! 全ボタン静音化&オンボードメモリを搭載したエレコムの新型トラックボール「IST PLUS」登場
  8. 付属PCが増加中! 「Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024オプション付」って何?
  9. アンカー、くぎを刺しても燃えないモバイルバッテリーを今夏に発売
  10. カインズ、コクヨと共同開発したDIY家具を発売 学校の机や椅子のフレームを再構成