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2021年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト4+番外1アイテム(5/5 ページ)

連載「山口真弘のスマートスピーカー暮らし」「モバイルディスプレイの道」でおなじみの山口さんが、2021年に購入したデジタル製品を中心に、仕事に役立つ製品をピックアップする恒例の企画。あなたのベスト5は何ですか?

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番外編:Zoff「FLIP UP


外観は一般的なメガネと相違ない。また価格も税込み1万3300円とリーズナブルだ

 本稿は対象をデジタル製品に限定しているため番外編という扱いになるが、2020年に筆者が購入した中で、業務効率改善への貢献度でトップクラスなのが、Zoffの跳ね上げ式メガネ「FLIP UP」だ。これは上部にヒンジが付いており、手元を見る時には、レンズを上に上げられる構造のメガネだ。

 近年、老眼と呼ばれる状態になってきて困るのは、メガネの度数をPCの画面を見るのに最適化すると、手元が見づらくなることだ。具体的には、PCとスマホを交互に見ようとすると、PCではメガネをかけ、スマホはメガネを外さなければいけない。毎回メガネをかけたり外したりするのは、けっこうなストレスだ。

 しかしこのFLIP UPがあれば、手元のスマホを見る場合でも、レンズを上に跳ね上げるだけで済む。メガネ自体を外すのと比べて手間は段違いで、仕事中の利用はもちろん、電車の中でスマホを使うにあたってもたいへん重宝する。購入したのは2020年の秋口なのだが、それ以来筆者にとって欠かせないアイテムになっている。

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 とはいえ問題が皆無というわけではなく、このヒンジがすぐに緩んでしまい、足元を向いただけでもレンズが跳ね上がってしまうのは大きなネックだ、最初のうちは販売店に調整に行っていたのだが、スタッフに尋ねても製品の性質上やむを得ないということで、現在は自分でドライバーを使って定期的に調整している。

 いろいろ調べていくと、こうした跳ね上げタイプのメガネは他社にもあるので、それらの中にはこれらの欠点を解消した製品があるのかもしれない。多くの製品は数万円するため、1万円台半ばで買える本製品はエントリーモデルとしては最適だが、来年はそちらについても調べていきたいと思っている。また機会があれば改めて紹介したい。


跳ね上げることで手元が見やすくなる。ただし、使っているうちに緩んでくるのがネックだ
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