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実売1万8千円台で13.3型のモバイルディスプレイ「GH-LCU13A-BK」を試して分かったこと(1/2 ページ)

グリーンハウスの「GH-LCU13A-BK」は、フルHD表示に対応した13.3型のモバイルディスプレイだ。小型で持ち運びやすい本製品を使ってみた。

 グリーンハウスの「GH-LCU13A-BK」は、13.3型のモバイルディスプレイだ。前回紹介した15.8型モデル「GH-LCU16B-BK」の小型版に相当し、USB Type-CとHDMIに両対応することが特徴となる。メーカーから実機を借用したので、レビューをお届けする。


グリーンハウスの13.3型モバイルディスプレイ「GH-LCU13A-BK」。ボディーサイズは約314(幅)×198(奥行き)×8.5(厚さ)mmだ

13.3型としては“そこそこ”軽量のボディー

 まずは基本的な項目を見ていこう。画面サイズは13.3型で、解像度は1920×1080ピクセルのフルHDだ。視野角は上下/左右ともに170度、コントラスト比は800:1(DCRオン時)、輝度は200ニトとなっている。ADS方式のパネルを採用しており、画面は非光沢だ。タッチ操作には対応していない。

 スピーカーを内蔵する他、イヤフォンジャックも装備するなど、音声出力系は比較的充実している。これらの特徴は前回紹介した15.8型モデルと同一で、ボディーデザインなども共通だ。本体を覆う保護カバーをスタンドとして使う仕組みも変わらない。

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本体外観。前回の15.8型モデルと共通のデザインだが、配色はわずかに異なる

背面。カバーがスタンドになる構造だ

カバーの折り方を変えることで、角度を2段階に変更できる

輸送時に用いる保護カバーを外し、スタンドとして利用する仕組み

本体(左)とカバー(右)。マグネットで吸着する

背面は完全にフラットだ。厚さは約8.5mmと、前回の15.8型モデル(約9mm)よりわずかに薄い

カバーで覆った状態。この状態では約1.2kgある

 製品ページには「軽量約500g、厚さ8.5mmの薄型軽量モデル」とあり、軽さをアピールしているが、これはスタンド兼用カバーが含まれていない値なので、それらを合わせると公称で約806g、実測では837gと、そこそこの重量になる。

 本稿で過去に紹介した13.3型モデルでは、スタンド込み(ただしカバーなし)ながら500g台という製品もあるので、あまり際立った特徴とはいえない。もう一声欲しかったのが本音ではある。とはいえ、タブレットアームに取り付けるような使い方であれば、本体のみで約500gというのは、十分に利点になりうるだろう。


本体単体では実測553g。「軽量約500g」という値とはやや差がある

カバー込だと実測で837gだった。サイズを考えると、それほど軽量というわけではない

 付属品は、USB Type-CとminiHDMIそれぞれの接続方式で利用する映像用ケーブルに加え、USB Type-A→Type-Cの給電用ケーブルが付いてくる。最近はHDMI接続時の給電をUSB Type-Cで行う前提で、USB Type-A→Type-Cケーブルを省略する製品も多いので、この点はプラスだ。ちなみに、前回の15.8型モデルはHDMI延長ケーブルが付属していたが、本製品には付属しない。


左側面にminiHDMIポートおよびUSB Type-Cポート、さらにイヤフォンジャックを搭載する

右側面には電源ボタンとOSDメニュー操作用のジョグダイヤル、さらに給電専用のUSB Type-Cポートを備える

付属品はHDMI/USB Type-Cそれぞれのケーブルと、給電用のUSB Type-A→Type-Cケーブルがセットになっている

 それでは、PCに接続してみよう。

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