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モデルチェンジした「Hue ディマースイッチ」は何が変わった? 実際に使い比べて分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はPhilipsのスマート照明「Hue」のオプション製品を試した。

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分かりやすさを重視した設計は高評価 新旧モデルの併用は困難?

 以上のように、Hueならではの調光機能を前面に出した旧製品と異なり、新モデルは、物理ボタンで照明をオン/オフするという、分かりやすさを重視した設計が特徴と言える。

 個人的に評価したいのが、リモコンを手に持った時に、どちらが先端なのか分かりやすくなっていることだ。本製品の先端ボタンには、キーボードのホームポジションのような突起が付いており、触れてみてこの突起があれば先端であると判断できる。

 本製品のようにストレートな形状のボディーは、向きが分かりづらく、先端のボタンを押したつもりが末尾のボタンを押したことが起こりうる。それらを防ぐこれらの工夫は、日々のちょっとしたストレスを防止する、秀逸な仕組みと言っていいだろう。

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先端ボタンには突起があり、リモコンの向きを指先で判別できる。旧製品にはなかった工夫だ

 ただしコストダウンのせいか、見た目は若干チープになった。旧製品は光沢感がある素材だったのに対し、今回の製品はつや消しで、長らく使っていると汚れが目立つようになる可能性が高い。長期的に使ってみなければ分からないので、この点についてのみ評価は保留としたい。

 なお新旧モデルを同一環境で併用するのは、個人的にあまりお勧めしない。ペアリング自体は一切問題なく行えるのだが、リモコン部の形状自体はそっくりでありながらボタンに割り当てられた機能が異なるため、操作するたびに混乱する。新モデルを追加購入し、部屋の入口に旧製品、枕元に新モデルを置いて併用しようとすると、この問題に直面するので気を付けてほしい。

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