Google Homeと連携するドアホン「Google Nest Doorbell」ってどんな製品?【導入編】(1/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回はGoogleの新製品「Google Nest Doorbell」を試した。
Googleから新たに登場した「Google Nest Doorbell」は、Google Homeと連携するドアベルだ。ドアに取り付けておくことで人などを検知して知らせてくれるとともに、訪問者がボタンを押すと、スマホアプリや「Google Nest Hub」に通知し、リモートでの応対が可能になる製品である。
最近は、訪問者の映像を見られるテレビドアホンは一般的になってきているが、スマートホームデバイスと連携する製品はほぼ皆無で、それゆえ今回のGoogle Nest Doorbellは貴重な存在だ。
今回は、外見や構造を含めた本製品の特徴をチェックするとともに、セットアップと設置の手順を見ていこう。
スマートホームと連携可能なドアベル 本体はスティック形状
まずは外見を見ていこう。本体は縦に長いスティック状で、上部の黒い部分が960×1280ピクセル/最大30fps対応のカメラ、下部の丸い部分はボタンになっている。
人がカメラの前に接近すると、スマホアプリにそのことを通知するとともに、訪問者がボタンを押せば、スマホアプリやGoogle Nest Hubからカメラの映像を見ながらの応答が可能になる。
本製品はバッテリー駆動で、裏面には充電用のUSB Type-Cポートが用意されている。もっとも無条件に動作するわけではなく、金属のベースプレートにはめ込むことによって、初めて動作するようになる。
このベースプレートは玄関などにネジ止めしてガッチリと固定するため、悪意のある第三者がこのドアベル本体だけを物理的に持ち去っても、使うことは不可能だ。盗難対策としては十分に強固といえる。ちなみにドアホンが盗まれた場合は、Googleが無償で交換するサービスが付属している。
一方で、本製品の防水/防じん性能はIP54と、強い雨風に常にさらされる場所には適していない。多少なりとも雨風をしのげる場所の方が安全だろう。また動作温度が最大40度までと、日本国内で真夏日に利用するにはあまり余裕がない。黒いカメラ部に直射日光があたらないよう、配慮した方がよさそうだ。
続いて、取り付け作業を行おう。
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