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Google Homeと連携するドアホン「Google Nest Doorbell」ってどんな製品?【導入編】(2/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回はGoogleの新製品「Google Nest Doorbell」を試した。

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付属品は充実

 さて本製品のパッケージを開けてまず驚くのが、その付属品の多さだ。本製品は、玄関のドアや門柱に固定するためのオプションが豊富に用意されており、環境に合わせてそれらを選択して利用する。

 実際には、金属のベースプレート以外では、左右20度の角度を調整するための「くさび」が用意されているだけで、残りのほとんどはネジ類なのだが、取り付け作業にあたっては、事前にそれぞれの付属品が何のためのものなのか、確認しておいた方がよい。

Google Nest Doorbell
付属品一式。ここまで紹介したベースプレートやピンに加え、ケーブル、くさび、有線で電源を供給するためのワイヤー端子、ネジ類などさまざまなパーツが付属している
Google Nest Doorbell
カメラの角度を20度ほど横に向けたい場合に用いるくさび
Google Nest Doorbell
くさびのない状態(左)と、ある状態(右)。もちろん、逆向きに取り付けることも可能だ

アプリによるセットアップと物理的な設置作業を並行して実施

 セットアップの手順をざっと紹介しよう。前半は前回の「Google Nest Cam」と同様に、Google Homeアプリからデバイスを追加し、ネットワーク回りの設定を行うフローだ。手順もほぼ共通である。

Google Nest Doorbell
Google Homeアプリで「+」をタップし、「デバイスのセットアップ」→「新しいデバイス」を選択して検出を実行する
Google Nest Doorbell
「カテゴリ」で「ドアホン」を選択(左)。「Google Nest Doorbell(Battery Type)」を選び(中央)、本体に付属するQRコードを読み取る(右)
Google Nest Doorbell
デバイスが検出された後、ガイドラインが延々と表示される(左)。ドアベルを電源に接続し(中央)、Wi-Fiへの接続を行う。続いて使用場所の設定だ(右)

 厄介なのは、中盤以降の手順で付属のベースプレートやネジを用い、玄関ドアへの本製品への物理的な取り付けを行いつつ、同時に残りのセットアップフローも進めることだ。

 これらの手順自体は、途中で動画で詳しく紹介されるなど分かりやすいのだが、いかんせん設置場所と高さを決めてネジ止めする作業と並行して行わなくてはならず、悪戦苦闘する羽目になる。

 これらセットアップフローは複数回に分けて行うことが想定されていないようで、現在が手順全体の何%まで完了した状態なのかも表示されないため、トータルで2〜3時間はかかるかもしれないという想定のもと、余裕をもって作業を行うことをお勧めする。

Google Nest Doorbell
ここからがGoogle Nest Camとは異なる、本製品ならではの手順だ。まずは使用している電源を選択(左)し、電動ドリルとプラスドライバーを用意する。表示される動画で手順を確認した後、本体の取り付け位置を決定する(中央)。くさびを使って左右20度の角度を調整するか否かを選ぶ(右)
Google Nest Doorbell
ベースプレートをネジで取り付ける。取り外し用のスペース(5.7cm)を上部に空けること、また必要に応じてスペーサーを使うよう併せて指示される(左)。続いてドアベルをベースプレートに引っ掛けて固定する(中央)。この時点でカメラの映像が見られるはずなので、ライブ動画で問題ないか確認する(右)
Google Nest Doorbell
無事映るようになれば詳細設定を行う。録画を有効にするか(左)、マイクを使うか(中央)、訪問客の通知を行うか(右)を選択する。ひとまずは全てオンでいいだろう
Google Nest Doorbell
認識済みの人物を検出するかを設定する(左)。この後にNest Awareの設定を行い、ようやくセットアップ完了となる(中央)。Google Homeアプリに戻ると、Nest Doorbellのアイコンが追加されているはずだ(右)

 最後に、気になるバッテリー回りについてみていこう。

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