Google Homeと連携する純正ネットワークカメラ「Google Nest Cam」ってどんな製品?【導入編】:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回はGoogleが投入した見守りカメラ「Google Nest Cam」を見ていこう。
Googleから、Nestブランドの見守りカメラ「Google Nest Cam」が登場した。屋内だけでなく屋外にも設置でき、スマートフォンもしくは同社のスマートディスプレイ「Google Nest Hub」を使って撮影した映像を見られるのが特徴だ。
Google Homeと連携できるWebカメラは、既にサードパーティーから多数リリースされているが、純正品である本製品はそれらとどのような違いがあるのだろうか。今回は導入編として、外観を中心とした特徴的な機構をチェックしつつ、インストールの手順までを紹介する。
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屋内/屋外問わずさまざまな場所で利用可能
パッケージはカメラ本体、土台となるプレートの他、壁面取り付け用の部品一式で構成されている。後述する卓上スタンドや屋外用のACアダプターは、別キットとしての提供となっており、設置場所に合わせて組み合わせる形だ。
外観はよくある屋外型のネットワークカメラの形状だが、本製品がユニークなのは、カメラとプレートがマグネットで吸着する仕組みを採用していることにある。この仕組みにより、ボールジョイントの製品にはない、自由自在な角度調整を可能にしている。
もっとも吸着しているだけなので、屋外に設置していた場合、悪意のある第三者に本体だけを持ち逃げされる恐れもなくはないが、実際にはそうした可能性は低いと考えられる。理由はいくつかあるが、プレートにカメラを数cmまで近づけるとマグネットがバチンと勢いよく吸着するほど強力なため、そう簡単に外れるわけではないのがまず1つある。
また、本製品にはバッテリーが内蔵されており、ケーブルを抜いた状態でも映像を送信し続ける。つまりWi-Fiの圏内にあるうちは、犯人の姿がバッチリ取得できてしまう。重要なのは盗まれないことなので「盗まれても見つけられる」という方向性なのは少々疑問はあるが、製品を知っている人は、まず手出しをしようとは思わないだろう。
とはいえ、カジュアルないたずらを防ぐ意味でも、屋外ではなるべく手が届きにくい高所に取り付けた方がよい。さらに、本製品は耐水/防じん性は備えているものの防水ではないため、雨が直接かかる場所への設置も避けたい。製品ページには、そうした特性が紛らわしく見える写真もあるので、購入前にしっかり把握しておこう。
屋外利用を前提に、自宅の外壁にはわせるためのキット「Google Nest Cam 防塵・防滴ケーブル」(税込み3900円)もオプションとして用意されている。こちらはACアダプターで、USBからの給電ではない
次にオプション製品のスタンドを見ていこう。
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