無償版「G Suite」、個人/非営利目的での利用なら継続利用が可能に
無償版G Suiteのサービス提供を2022年7月1日に終了すると発表していた米Googleだが、個人/非営利目的ならば継続利用が行えるようになった。6月27日までにGoogle 管理コンソールでオプションを切り替える必要がある。
Googleは提供終了を予定していた無償版G Suiteについて、非営利目的での利用なら継続して利用できるとサポートページを更新した。ただし、6月27日までにGoogle管理コンソールから手続きを行う必要がある。
無償版G Suiteは、2006年8月に「Google Apps for Your Domain」として開始されたサービス。無料で独自ドメインのGmailが運用できることから人気を博していた。新規の受付は2012年12月に終了していたが、サービス自体は継続されていた。
しかし、2022年1月に無償版G Suiteの提供を7月1日に終了し、5月1日までに有償のGoogle Workspaceへ移行する必要があると発表。後にこの期限は1カ月延長された他、独自ドメインは利用できないものの、現在利用している仕事用のメールアドレスでGoogle Workspaceアカウントを作成、無料で利用できる「Google Workspace Essentials Starter」の提供を開始していた。
今回、個人/非営利目的であれば、引き続き無償版G Suiteを利用可能となったが、6月27日までに管理コンソールから移行を無効にしないと、自動でGoogle Workspaceに移行されてしまうので注意してほしい。ビジネス利用の場合は、これまでの発表通りGoogle Workspaceに移行される。
なお、1月19日以降、既にGoogle Workspaceへのアップグレードしている場合には、サポートに問い合わせるように案内されている。
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