MicrosoftがEdgeの開発者向け新機能を紹介 WinUI 2/UWP向け WebView2やPWA対応の強化など
米Microsoftが公式ブログにて「Microsoft Edge」ブラウザの開発者向け新機能をいくつか紹介した。
米Microsoftは5月24日(現地時間)、公式ブログにて「What's new for Microsoft Edge at Build 2022」と題する記事を投稿し、Edgeブラウザの開発者向け新機能をいくつか紹介した。
WebView2を今後数カ月以内にリリース
新機能として、まず「WebView2」がWinUI 2/UWPで今後数か月以内に利用可能となる。WebView2を利用することで、開発者はChromiumベースのEdgeをアプリに組み込めるようになる。Microsoftによれば、EdgeとWebView2を利用するとInternet Explorerを使った場合と比較し、レンダリング時間を85%、CPU使用率は33%、メモリ使用率も32%削減されたとのことだ。
Webコンテンツをローカルアプリのように利用できる「Progressive Web Apps」(PWA)対応の強化も発表されている。プロトコル処理のための新しいAPIをデフォルトで有効にしたり、通知をEdgeからではなく、PWAから送信したようなブランディングが可能になる。
また、PWAを見つけやすく、そして管理しやすくするためにEdgeのアプリページの見直しも行われ、新しいApps Hubやデバイス間でのアプリの同期が可能となる。
この他、同社はEdgeの開発者ツール(Dev Tools)の改善のため、GitHubにフィードバックリポジトリを開設し、広く意見を集めいている。その中で、開発者ツールが複雑すぎるという声が多いとのことだ。このため、開発者ツールのインタフェース簡素化にも取り組んでいるとしている。
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