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屋外設置に対応 Echo Showからも見られるネットワークカメラ「Ring Stick Up Cam Battery」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/5 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は屋内から屋外までオールマイティーに使えるネットワークカメラ「Ring Stick Up Cam Battery」をチェックした。

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壁面設置にも対応 盗難防止対策も充実

 さて本製品には、設置方法が2種類用意されている。1つは据え置きで、卓上にそのまま立てる方法だ。この場合、製品はパッケージから出した状態のまま使用する。

 もう1つは壁面への取り付けだ。この場合、まずプラスドライバーを使ってベースを本体から取り外し、背面にあるネジ穴に取り付ける。


背面には底面と同じネジ穴が隠されている

ベースを取り外したところ。底面(上)にあるのと同じネジ穴が背面にもある

ベースを背面に取り付けた状態。角度はボールジョイントで微調整できる

背面。違和感なくフィットしていることが分かる

 続いてベースの底面に付いている取り付けブラケットを取り外し、壁面にネジ止めした上で、カメラをはめ込んで固定する。単にはめ込んだだけだと第三者にカメラを持ち逃げされかねないが、壁面に固定する安全ねじ3本のうち1本は、カメラのベースを貫通させて取り付けるので、ドライバーがない限り取り外しは不可能だ。

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ベース底面にある取り付けブラケットを外し、壁面に安全ねじで固定する

そこにカメラをはめ込む

セット完了。ただし、このままだと誰でも取り外せるので不用心だ

ベース部を貫通させる穴に安全ねじを取り付けておけば盗難防止になる

ボールジョイントは左右方向にもスイングできる。これは正面を向いた状態だが……

横方向に最大限可動させた状態。取り付け後の微調整は容易に行える

 壁面への固定が終わったら、ボールジョイントで角度を微調整する。向きは簡単に変えられるため、第三者によるイタズラを防ぐのであれば、なるべく高い位置などに設置し、カメラをやや下に向けるのがベターだろう。

 なおバッテリー交換時は、本体を水平方向に回してキャップに当たる部分を外し、バッテリーを抜き取る構造になっている。壁面装着時も交換は容易なのだが、バッテリーだけを盗まれる可能性はゼロではないため、付属のネジでカバーを固定しよう。万が一の場合は、盗難補償が付属しているので、そちらを申請することになる。


バッテリーカバーをネジ止めすることで盗難を防げる

 ちなみに本製品には、現在国内で販売されているネットワークカメラの多くが備える、スチール面吸着用のマグネットは用意されていない。盗難の恐れのない室内利用では、底面にあるマグネットでスチール面に吸着できれば十分なことも多いが、本製品は非対応だ。何らかのオプションがあってもよいのではないかと感じた。

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