レビュー

片手で握れる6型モデル「GPD MicroPC 2021Ver」でガッツリ仕事をしてみて分かったこと見た目はオモチャ風だが中身は本物!(4/4 ページ)

Shenzhen GPD Technologyの「GPD MicroPC 2021ver」は、6型の液晶ディスプレイを備えた超小型PCだ。片手で楽に持てる小型ボディーながら、豊富なインタフェースを備え、スペックも強化されている。実戦に投入して分かったことをまとめた。

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仕事にも使えるMicroPC 小さくて頼りになる相棒

 ここまで、MicroPCと周辺機器を使って外出先で作業してみたが、入力環境さえ整っていれば、普段と変わらない効率が保てるということが分かった。

 6型かつHD解像度のディスプレイでは、表示できる情報量的に心もとないが、検索が必要な場面になったら、普段使っているスマホを活用すれば良い。

 MicroPCに内蔵しているバッテリーは容量が6200mAhしかないため、できればAC電源の取れる場所の方が長く作業を続けられる。もしくは、今では比較的一般的になりつつあるPower Delivery対応のモバイルバッテリーがあれば、それを電源にできる。スマホのために持ち歩いているPD対応モバイルバッテリーを兼用できるのはありがたい。

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 MicroPCで執筆作業を始めてから約4時間半がたった。容量1万5000mAhのモバイルバッテリーを投入してから1時間で、本体のバッテリー残量は半分以上にまで復活した。ディスプレイの枚数が増えてからは、執筆速度が爆上がりした。


高出力45Wのモバイルバッテリーだったため、給電だけでなく充電も行われたようだ。まだ30分は(ハード的に)戦えそうだったが、気力(ソフト)が限界だったため検証はここまでとする

 購入当初、税込みで6万8200円という価格やボディーのコンパクトさ、8GBしかないメモリ容量、CPUもCeleronということで、「オモチャかな?」という先入観を抱いていたが、意外にも“ツカエル”端末だということが、検証を通して判明した。これからも、外出時の相棒として末永く使っていきたい。

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