有機ELにド派手な見た目で11万円切り! 「ASUS Vivobook 13 Slate OLED Philip Colbert Edition」を試す(3/3 ページ)
ASUS JAPANの有機EL採用「お手頃価格」モデル「Vivobook 13 Slate OLED」(TK3300KAシリーズ)に、著名アーティストとのコラボモデルが登場した。実機を細かくチェックしていこう。
ベンチマークテストでその実力を測る
ここからは、さまざまなベンチマークテストを行い、Colbert Editionの実力を見ていこう。
冒頭でも述べた通り、Colbert Editionは以前取り上げたVivobook 13 Slate OLEDの下位モデル(T3300KA-LQ046W)とストレージやメモリ容量は異なるが、CPUは同じなので、そちらのベンチマークテストも参考にしてほしい。
まずCPUの実力を測るCINEBENCH R23では、CPU(Multi Core)が1903、CPU(Single Core)が695といったスコアだった。この辺りは、上位モデルのCPUであるモバイル向けのCoreプロセッサにはかなわない。
総合的なベンチマークテストである「PCMark 10」のスコアは、2531だった。ProductivityとDigital Content Creationではあまり値が伸びていないが、動画や映像の閲覧、ブラウジングやメール閲覧といった作業であれば、美しい表示が可能な有機ELとともに十分に満足できるだろう。
OfficeアプリのベンチマークテストとなるPCMark 10 Applicationsでは5386というスコアになり、こちらもそれほど伸びた値ではない。
バッテリーの持ち時間を測定するPCMark 10 Battery Profileでは、日常の作業をシミュレートしたModern Office、Officeソフトを利用するApplicationsについて測定した。
Battery reportでは満充電時のバッテリー容量は4万9517mWhと大容量だ。テスト結果もModern Officeでは9時間40分と長く、Applicationsでは5時間12分だった(バッテリー残量はどちらも3%)。外出先でメールチェックをしたり、テキスト文書を編集したりするという用途ならば十分に使えるだろう。
思わず目をひくパッケージに心を引かれたら買い
Colbert Editionについてここまで見てきたが、YouTubeや映像コンテンツを鑑賞したり、ブラウジングをしたり、メールをチェックしたりという日常的な作業なら、スッと起動してサクッと使えるので活用方法は広がるだろう。
ASUS Penが付属するため、メモ代わりとしても使うことは可能だ。写真のレタッチ作業には力不足かもしれないが、整理したり、閲覧したりするといった用途であれば十分に対応できるし、動画も含めてOLEDの美しい画面で鑑賞できるのは魅力的だ。
また何といっても背面のカバーや派手なパッケージは、他の人と差をつけたいのなら、とても個性的なマシンとして印象づけられるのは間違いない。この楽しいキャラクターに引かれたのなら、普段使いのPCとして求めてみてはいかがだろうか。
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