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AMDが2022年第2四半期決算を報告 売上高は前年同期比70%アップ
米AMDが2022年第2四半期の決算を報告した。第3四半期の売上も増加の見込み。
米AMDは8月2日(現地時間)、2022年第2四半期の決算を報告した。売上高は、前年同期比70%アップの65億5000万ドルを記録し、営業利益は37%減の5億2600万ドルとなった。これはXilinx買収に伴う無形固定資産償却の影響だとしている。AMDが2020年に発表したXilinxの買収は、2022年第1四半期に完了していた。
セグメント別では、データセンター部門の売上は15億ドルで前年同期比83%増で、EPYCサーバプロセッサが好調だったとしている。クライアント部門ではRyzenモバイルプロセッサの売上が伸び、前年同期比22%増の22億ドルとなった。ゲーミング部門では、ゲーム用グラフィックス製品の減収があったものの、セミカスタム製品の増収により、前年同期比32%増の17億ドルとなった。組み込み部門は、Xilinxの売上が加わったことで、前年同期比2228%増の13億ドルになっている。
AMDによると、今回で8四半期連続で増収とのこと。2022年後半も次世代の5nmプロセスを採用した「Zen 4」アーキテクチャを採用した「Ryzen 7000」シリーズなどの出荷が控えていることもあり、第3四半期の売上は前年同期比約55%増の67億ドルになると予想されている。
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