アウトドア用のスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 2」をインドアで試して分かったこと(3/3 ページ)
アウトドアに特化したスマートウォッチ「Amazfit T-Rex 2」を、普段使いで試して分かったことをレポートする。
生活の質をワンランクアップしてくれるスマートウォッチ
筆者がスマートウォッチを使う理由の1つに、睡眠のモニタリングを行いたいというものがある。スマートウォッチどころか、ケータイすらなかった時代、カセットプレーヤーで曲を流しておき、「どの曲から記憶がなくなったか」で、入眠時刻を計っていたことがある。それによって、客観的に寝付きの良し悪しを知るようにしていたのだ。
iPhoneが登場してからは、「Sleep Cycle」アプリを使ったこともあるが、寝相の悪さゆえ、iPhoneを壊してしまうのではないかと考えるようになり、断念。眠れているのか、眠れていないのか、深い睡眠を取れているのかなど不安を感じることもあった。
T-Rex 2であれば、6PD(シックスフォトダイオード) Bio Tracker 3.0 PPG バイオメトリックセンサーにより正確に睡眠の質をモニタリング可能だ。入眠時刻、深い眠り、浅い眠り、レム睡眠の時間などに加え、睡眠時の心拍数や呼吸速度を確かめられる。睡眠スコアで自分の睡眠の質を客観的に知ることができるし、表示されるアドバイスが改善すべきところを教えてくれる。
T-Rex 2は他のスマートウォッチ同様、手首を持ち上げることで文字盤を表示できるが、眠りかけのときに明かりが目に入ると、目がさえてしまう。しかし、就寝時刻に合わせて、その機能をオフにしておけば、眠りを妨げることがなくなるだろう。
就寝時刻を、当日内だけでなく、「25時30分」などとラテ欄で表示される時間帯に設定可能なので、夜型の生活リズムの人でも、快適に使えそうだ。
最大24日間充電不要なT-Rex 2なら、昼間のアクティビティーだけでなく、自分では意識がないため知りようのない睡眠時にも装着したままでいられる。しかも、高い防水性能があるので水仕事のたびに外さずに済むし、水遊びをしているときでも付けっぱなしでOKと、完璧なライフログを取ることができるのだ。
気になる装着感だが、約66.5gという重量があるにも関わらず、「見た目ほどではないな」という錯覚からか、重さや違和感を覚えることなく着け続けられた。
「あのスマートウォッチ」ではバッテリーのもちが心もとない、多少乱暴に扱っても壊れないタフで水泳も含む各種スポーツに対応したスマートウォッチが欲しい、それでも客観的な健康指数を測りたい、と考えているのであれば、選択肢に含めてみるのはどうだろうか。
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