新登場の「Let's note SR」は12.4型で3:2のアスペクト比を実現! 約859gと軽量で新カラーを採用した実機をテスト(3/6 ページ)
パナソニック コネクト(パナソニック)から、12.4型で約859gというモバイルPCの新モデル「Let's note SR」が登場した。アスペクト比3:2(1920×1280ピクセル)の画面を備えたニューフェイスの試作機を試した。
省電力でもパワフルな第12世代Coreプロセッサを採用
Let's note SRでは、基本スペックにIntelの第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を中心としたシステムを採用している。
このAlder Lake世代では、性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを最適に使えるハイブリッド構造を採用することで、電力や発熱を増大させることなくパフォーマンスを大きく底上げすることに成功している。
評価機は量販店向けのベーシックなモデルなので、CPUもCore i5-1235Uと第12世代Coreプロセッサの中では上位のCPUではないが、それでも従来世代のモバイル向けCore i7をしのぐポテンシャルを有している。
パナソニック独自の放熱設計と「MaxPerformer」と呼ばれる独自のチューニングを導入することで、安定して高いパフォーマンスを継続できるようにしているのは従来シリーズ同様だ。
CPUはCore i5-1235U(PBP 15W)を搭載する。Pコアが2コア4スレッド、Eコアが8コア8スレッドという仕様だ。第12世代Coreプロセッサの中ではベーシックなモデルだが、従来の6コア12スレッド並みのポテンシャルを備えている
アスペクト比3:2の12.4型液晶ディスプレイを採用
12.4型の液晶ディスプレイの画面解像度は1920×1280ピクセルで、アスペクト比は3:2だ。一般的なアスペクト比16:9でフルHD(1920×1080ピクセル)の画面に比べて物理的に縦方向が約2cm長く、1920×200ピクセルぶん多くの画素を表示できるので、大きさを変えずに多くの情報を表示可能だ。
縦に長いWebページや、A4縦サイズのオフィス文書などを表示する際の一覧性が良く、ビジネス作業とは非常に相性が良い。写真のフォーマットも3:2が標準であり、写真全体を画面いっぱいに表示できる。縦位置表示でも16:9よりも相対的に大きく見えるので、クリエイティブシーンとの相性も良いといえるだろう。
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