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厚さ約26.5mmの薄型デスクトップPCやRyzen 9とRadeon RX 6600MのミニPCも投入! MINSFORUMの新モデルを見てきた(1/3 ページ)

小型PCでおなじみの中国「MINISFORUM」が注目の新モデルを国内で展開する。日本で販売代理店を務めるリンクスインターナショナルが都内で行った発表会に行ってきた。

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 コストパフォーマンスに優れた小型PCを数多くリリースしている中国の小型PCブランド「MINISFORUM」。日本では、2021年からリンクスインターナショナルが国内正規代理店として製品を展開している。

 11月22日にリンクスインターナショナルが東京都内で発表会を開催し、今後発売予定のMINSFORUM製品を紹介した。文中で取り上げるモデルの発売時期や価格については発表会時点のもので、今後変更される可能性がある点には留意してほしい。


会場に展示されたMINSFORUMの新モデル

発売中や今回発表されたモデルを含めた、リンクスインターナショナルで取り扱うモデルの一覧

8コア16スレッドのRyzen 9とRadeon RX 6600Mを小型PCに搭載

 今回発表された新モデルは、9月に開催された「東京ゲームショウ2022」で初出展となったMINSFORUMブースで先行展示されていたものが含まれている。

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幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京ゲームショウ2022」(TGS2022)のMINSFORUMブース

 その中で目玉となるのが、モバイル向けのRyzen 9 6900HX(8コア16スレッド)とRadeon RX 6600Mの外部GPUを搭載したフラグシップモデル「HX99G」だ。発売は12月の予定で、想定実売価格は18万2980円前後(税込み、以下同様)の見込みとなる。

 大型のヒートシンクと2基の冷却ファンを搭載し、GPUのファンは低負荷時に回転を停止するセミファンレス設計とすることで、静音性と高い性能のバランスを両立させているのが特徴だ。ボディーサイズは約205(幅)×203(奥行き)×69.3(厚さ)mm(スタンド含まず)で、上下/両側面に多くの通気口を用意している。

 また、CPUをRyzen 9 5900HX(8コア16スレッド)にした「HX90G」もラインアップされている。こちらは11月26日に発売で予約が始まっており、想定実売価格は16万3390円前後だ。


MINSFORUMのNEPTUNEシリーズに属する「HX99G」

強力なCPUとGPUを内蔵するものの、大型のヒートシンクと2基の冷却ファンで効率よく冷却を行うという

ボディーの前後に豊富なインタフェースを用意する

ボディーには多くの通風口がある

2.5GbE対応の有線LAN端子を備え、2基のHDMIと2基のUSB4を使って最大4画面の4K同時出力をサポートするという

キーボードとマウスを接続しているところ

HX99Gの主なスペック

姉妹機となる「HX90G」の主なスペック。こちらは既に予約を受付中だ

NUCタイプの小型ボディーにRyzen 9 6900HXを搭載

 同じくAMDのRyzenプロセッサを備えた小型モデルとなるのが「UM690」だ。CPUはRyzen 9 6900HXとHX99Gを継承しつつ、GPUをCPU内蔵のRadeon 680M(12コア/2400MHz)とした。ボディーサイズは約127.6(幅)×127.6(奥行き)×48.2(厚さ)mm(スタンド含まず)と片手で持てるサイズ感になっている。

 発売は2023年2月以降の予定で、想定実売価格は12万3800円前後を見込んでいるという。


CPU内蔵GPUの採用でよりコンパクトなボディーの「UM690」

約0.79Lの容積の中に8コア16スレッドのRyzen 9 6900HXを備える

「HX90」の後継モデルとなり、CPUを強化しつつボディーを「UX480」と同じコンパクトタイプとしている

会場にはUM690に採用されるケースと同じとなるUM480(発売中)が展示されていた

背面に2.5GbE対応の有線LAN端子や2基のHDMI出力端子を備える

前面にUSB4やUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子を用意する。最大3画面出力が可能だ

 続いて、Intelプラットフォーム採用モデルを見ていこう。

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