Intelが「Wi-Fi 6E」対応ドライバーを配信/Windows 11 22H2に新たな問題:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/2 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。この記事では、主に11月21日週に登場した気になるニュースを一挙に紹介します。
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Intelが「Wi-Fi 6E」を有効化する無線LANドライバーの提供を開始
Intelは11月15日(米国太平洋時間)、同社の無線LANアダプター用のデバイスドライバーの最新版「バージョン22.180.0」の提供を開始した。リリースノートには明記されていないものの、このバージョンでは、6GHz帯のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)に対応するモジュール(Intel Wi-Fi 6E AX210、Intel Wi-Fi 6E AX211など)において、日本国内で6GHz帯の通信を有効化する修正が加えられているようである。
別の記事でも言及している通り、日本国内でWi-Fi 6Eを利用する場合、現状では6GHz帯の通信について、改めて認証(※1)を取得した上で、その認証番号を適切な方法で表示する必要がある。認証を取得した機器でも、認証番号を適切に表示できない場合は、通信を行うと法令違反となるため、Wi-Fi 6E対応のモジュールにおいて本アップデートを適用する際は、メーカーからの正式告知をもって適用することをお勧めする。
(※1)「技術基準適合証明」「工事設計認証」「技術基準適合自己確認」のいずれか
「Windows 11 2022 Update(バージョン22H2)」に新たな不具合
Microsoftは11月18日と22日(共に米国太平洋時間)、「Windows 11 2022 Update(バージョン22H2)」における既知の問題(Known issues)の情報を相次いで更新した。その概要は以下の通りだ。
キーボードでIMEをオン/オフすると、特定のアプリが応答しなくなる
1つ目の不具合は、キーボードショートカットを使ってIMEのオン/オフを行うと、特定のアプリケーションが起動しなくなることがあるというものだ。
本不具合は、日本語/中国語/韓国語のIMEを使っていて、かつ「Text Services Framework(TSF)」に含まれる特定コンポーネントを呼び出すアプリで発生することが確認されている。日本語IMEなら「半角/全角(漢字)キー」、あるいは「Alt+~(チルダ)キー」でのIMEのオン/オフで発生する可能性があり、マウスクリックでオン/オフした場合は発生しないという。
また、エラーが発生した場合にエラーメッセージが表示されない可能性もあるとのことだ。Microsoftでは、この不具合について修正プログラムの準備を進めている。
「リモートデスクトップ接続」アプリが正常に動作しない
2つ目の不具合は、「リモート デスクトップ接続」アプリにおいて「Remote Desktop Gateway(RDG)」または「Remote Desktop Connection Broker(RDCB)」を使って接続しようとするとリモートセッションが強制的に切断されたり、同アプリが応答しなくなったりすることがあるというものだ。
この不具合は、クライアント端末が「仮想マシンの読み込み中」または「リモート接続の構成中」という状況で発生することが確認されている。接続先の端末のOSやバージョン(ビルド)は関係ない。不具合発生時にセッションの切断メッセージが出ることもあるが、アプリが応答しなくなった場合はタスクマネージャーから強制終了する必要がある。
暫定的な解決方法として、Microsoftではグループポリシーの編集を勧めている。ただし、このポリシー編集はモバイル通信(WAN)経由で接続した場合のパフォーマンス低下という副作用があるため、恒久的な解決に向けて修正プログラムの準備も進めている。
なお、不具合が確認されたRDGまたはRDCBを使った接続は、標準の接続方法ではない。そのため、少なくとも一般的なユーザーがこの不具合に遭遇する確率は低い。
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