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「まず比較検討されない製品です」――オーバークロック特化のROGマザーが登場古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

先週は、オーバークロック特化のIntel Z790チップセット搭載マザーボード「ROG MAXIMUS Z790 APEX」や、Ryzen 9 5900H搭載の超小型PC「MINISFORUM HX90G」などが登場した。PCIe 5.0対応の電源ケーブルが投入されるなど、最新世代の裾野が広がっている。

 先週登場したマザーボードでとりわけ話題になることが多かったのは、ASUS JAPANのIntel Z790チップセット搭載モデル「ROG MAXIMUS Z790 APEX」だ。価格は11万5000円前後(税込み、以下同様)となる。

メモリスロット2基搭載のオーバークロック特化型特殊マザーが話題に


パソコンSHOPアークに入荷した「ROG MAXIMUS Z790 APEX」

「ROG MAXIMUS Z790 APEX」の製品画像

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の解説POP

 定格105Aという24+0の給電フェイズを採用し、メモリスロットを2基に絞ることで高度なチューニングを可能にしている。メモリスロットの隣には「ROG DIMM.2」スロットがあり、付属の拡張カードを挿すことで2基のM.2 SSDを挿せるのも特徴だ。その他、基板まで白を採用しているなど外観面での個性も際立っている。

 パソコンSHOPアークは「ASUSの変態マザーの1つですね。他のモデルと比較検討して買われる類いの製品ではなく、もう指名買いオンリーという存在です。オーバークロック性能は折り紙付きなので、とことんチューニングしたい人、スコアを追求したい人に淡々と売れていくでしょう」と話していた。

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 売れ行きは順調な様子で、週末までに売り切れていたショップもあった。ただ、そのうち1軒のショップからはこんな話もあった。

 「オンラインで購入された後、クレジットカード会社から決済がはねられるケースがあるんですよ。詐欺まがいだったり、転売目的だったりいろいろとルール違反をしていたりで。すると売約がキャンセルとなるわけですが、このマザーのような個性派は初回に売れないとその後が厳しいんです。だから、現時点では『売り切れた』という実感は持てていないですね」

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