サードウェーブ、新デザインのボディーを採用したクリエイターPC「raytrek 4C」シリーズを発売
サードウェーブは、クリエイター向けブランド「raytrek(レイトレック)」から新デザインボディーを採用したデスクトップPC「raytrek 4C」シリーズを発表した。【更新】
サードウェーブは12月2日、クリエイター向けブランド「raytrek(レイトレック)」から、新デザインのボディーを採用したデスクトップPC「raytrek 4Cシリーズ」を発売した。最小構成モデルの税込み直販価格は15万9800円からとなる。
【更新:12月5日21時30分】記事の内容を更新した上で、写真を追加しました
raytrek 4Cシリーズの概要
raytrek 4Cシリーズは、“真に”クリエイターのことを考えたデスクトップPCとして企画されたという。
求められるハードウェア要件の多くが重複していることもあり、「クリエイター向けのPC」はゲーミングPCとコンポーネントを共通化していることが多い。しかし、PCを使って創作活動を行うクリエイターにとって、ゲーミングPCの装飾は場合によっては“華美”な面があった。
そこで、raytrek 4Cシリーズでは、シルバーを基調にアクセントカラーとしてブラックを織り交ぜた、落ち着いた見た目の新型タワーケースを採用している。
新型タワーケースは“仕事の道具”として使うことを考慮した設計となっている。
ケースの正面、側面、上部、下部の吸気フィルターは簡単に着脱可能で、ホコリがたまってきたらすぐに掃除できるようになっている。また、高性能なCPUやグラフィックスカードを高いパフォーマンスで安定して動作させられるように、ケース内部の空間に余裕を持たせて、エアフローもしっかりと確保している。
加えて、高スペックのグラフィックスカードを搭載することを想定して、金属製のカードステーを搭載できる構造となっている(※1)。カスタマイズ(BTO)で簡易水冷システムを組み込むことも可能だ(一部モデルは標準構成として装備済み)。
(※1)ステーは一部モデルに付属
正面の吸気フィルターは、正面の左右にある空洞に手を伸ばして、フィルターを左側または右側に倒すと簡単に外せる。磁石と空洞内側の形状の工夫のおかげで、装着時は厳密な位置合わせをする必要がないのもありがたい
本体正面の上部には電源スイッチとUSB 3.0端子×2、イヤフォン/マイクコンボ端子を備える。電源スイッチは隠れたこだわりポイントで、「デジタルとアナログをつなぐ」という意図をもってあえてスライド式としている
ベースモデルは3種類用意
発売時点において、raytrek 4Cシリーズにはベースモデルが3つ用意される。
最上位の「raytrek 4CZZ」は、CPUに「Core i9-13900K」、GPUに「GeForce RTX 4090」を採用した超ハイエンドモデルで、4K動画の撮影や3Dグラフィックスの作成用途で用いることを想定している。3モデルの中で唯一、水冷クーラー(240mm)が標準装備となることも特徴だ。BTO前の税込み直販価格は61万9980円となる。
シリーズ最上位モデルの「raytrek 4CZZ」は値段こそ張るが、それに見合うだけのハイスペック構成となっている。なお、この写真の実機は、現時点ではカスタマイズオプションとして選択できない「LEDライト付き前面白色ファン」と「白色前面吸気フィルター」を備えている。これらを選べるようにするかどうかは「要望が多ければ検討する」という
中位モデルの「raytrek 4CXF」は、CPUに「Core i7-13700K」、GPUに「GeForce RTX 3070」を採用。イラストや写真(RAWデータ)の現像とフルHD動画編集などの用途で使われることを想定している。BTO前の税込み直販価格は32万9980円となる。
エントリーモデルの「raytrek 4CXE」は、CPUを1世代前の「Core i7-12700」とし、独立(外部)GPUを省くことでコストパフォーマンスを高めたことが特徴だ。「CPU(と内蔵GPU)だけでも十分なこともある」2Dイラストや写真現像で利用されることを想定している。BTO前の税込み直販価格は15万4980円となる。
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