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近接センサーなどギミック満載! 有機EL採用の13.3型モバイルディスプレイ「ZenScreen OLED MQ13AH」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

ASUS JAPANの「ZenScreen OLED MQ13AH」は、13.3型のモバイルディスプレイながら正確な色再現や近接センサーによる利便性などにこだわった異色のモデルだ。実機を早速試してみた。

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外箱が遮光フードになるギミックも

 重量は本体のみで公称値が約490gとのことで、実測したところピタリと490gだった。とはいえ、カバーは多数のマグネットを内蔵するためかかなり重く、それらを足すと実測755gになってしまう。13.3型としてはややヘビーだ。

 ユニークなのは再生紙でできた本製品の外箱で、手順に従って組み立てることで、画面を覆うフードとして機能する。映り込みを防ぐとともに、正確な色を把握しやすくなる。邪魔だからといってうっかり処分しないよう気をつけたい。


USB Type-C、HDMIの他、給電に使うUSB Type-A→USB Type-C仕様のケーブルも付属する。USBアダプターも標準で用意される

ケーブルはハードウェアの付属品としては珍しいメッシュ仕様だ

重量は本体のみで実測490gある

カバー込だと実測755gあった

外箱は遮光フードとして使用できる。まずは上ブタを開けて展開する

箱を立て、折りたたまれていた側面カバーを開く

上ブタを平行な状態に戻せばフードになる。上ブタはマグネットで吸着する

本体をセットした状態。グレア調の画面への映り込みを減らせる

横から見た状態。いかにも遮光フードという形状だ。素材は再生紙を利用している

両側面どちらのUSB Type-Cポートでも接続可能

 では実際に使ってみよう。本製品は前述のように、本体の両側面にUSB Type-Cポートを備えており、そのどちらにケーブルを接続しても利用できる。配置に応じてどちらにでも差せるというのは、ユーザーにとって利便性が高い。また本体右側面にはHDMIポートも備えており、こちらでの接続も可能だ。

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 ちなみに本体左側面には、電源供給用のUSB Type-Cポートも用意されている。HDMIでの接続時、あるいはUSB Type-C接続で電力が足りない場合は、ここから給電を行う仕組みだ。こうしたことから、本製品には左側面に「USB Type-C×2」、右側面に「USB Type-C、HDMI」という、計4つのポートを搭載している。このポート数の多さも特徴だ。

 ディスプレイは有機ELを採用することもあり、色合いはかなり派手めである。昨今のモバイルディスプレイでは珍しいグレア調のため、余計にそう感じやすいのだろう。違和感があるならば、明るさを下げたり、別の表示モードに切り替えたりするとよい。


本体左側面のUSB Type-Cポートは向かって上がデータ通信用だ

本体右側面のUSB Type-Cポートも利用可能だ。こちらにはHDMIポートもある

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べたところ。スタンドで若干持ち上げた状態になっているので、画面位置がほぼ平行になっている

斜め方向から見たところ。視野角はかなり広く、色変化も見られない

ケーブルは真横に出るのでこのように隣に干渉しがちだが、その場合は反対側のポートにつなぐ手もある

ノートPCと背中合わせにした状態。両側面どちらのUSB Type-Cポートにつなぐかは、このように配置次第で自由に変更できる

ベゼル幅は左右および上ともに実測6mm。画面との間には段差がある

 最後に、OSDメニューをチェックする。

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