冬ボーナスシーズンの売れ筋は「GeForce RTX 4090」と「GeForce RTX 3060」：古田雄介の週末アキバ速報（1/2 ページ）

　発売以来人気で品薄が続いていた「GeForce RTX 4090」搭載グラフィックスカードだが、供給量は上向いてきている。その次に売れる“山”となっているグラフィックスカードは、1世代前の「GeForce RTX 3080」搭載のものだという。

4K／144Hzが不要なら「GeForce RTX 3080」に目が向く

　先週に引き続き、GeForce RTX 4090搭載グラフィックスカードの在庫状況は少しずつ良くなってきている。先週に引き続き、GeForce RTX 4090カードの在庫状況が少しずつ良くなってきている。型番の指定がなければ各ショップに複数の在庫がキープされている状況で、今週はPNYから「GeForce RTX 4090 24GB VERTO LED 3FAN」が税込み30万円弱で登場するなど、新製品も加わっている。

　全体的な値下がりが見られた「GeForce RTX 4080」搭載カードの供給状況も良好だが、需要はそれほど上向いてはいない様子だ。

　パソコンSHOPアークは「GeForce RTX 4080よりも売れ行き面が“目立つ”のが、『GeForce RTX 3080』ですね。税込みで10万円台前半の値段は決して安くはないですが、少なくともGeForce RTX 4090の半額以下で買えるわけで、そこに魅力を感じている人が多いのかなと思います。実際、4K（3840×2160ピクセル）／144Hzというハイエンドディスプレイでゲームをプレイするのでなければ、3080でも十分にハイエンド環境で楽しめますしね」と理由解説する。

　この傾向は他店でも同様で、「売れ筋は上から4090と3080。あとは以前から定番の『GeForce RTX 3060 Ti』と『GeForce RTX 3060』ですね」（ドスパラ秋葉原本店）といったコメントをよく聞いた。

　ただし、GeForce RTX 3080を搭載するグラフィックスカードが品薄傾向にあるとの声もある。いずれのグレードを狙うにしても、在庫の確認を急いだ方がいいかもしれない。