レビュー

マウスの「DAIV」が進化! 新たな領域にダイブしたデスクトップPC「DAIV DD-I9G90」を試す(5/5 ページ)

マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズに、新デザインのボディー採用のタワー型ハイエンドモデルが登場した。新モデルは、どこが変わって何が継承されたのか。実機を使って細かくチェックした。

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極上のクリエイティブ制作環境を提供するフラッグシップマシン

 ベンチマークテストの結果に見るように、DAIV DD-I9G90のパフォーマンスは極めて優秀で、BTOでのカスタマイズにも対応しており、制作の道具として申し分ない内容だ。それに付加価値を上乗せしているのが、新たに導入された新型シャシーである。

 余裕のある放熱設計からくる静音性や冷却性能、そして拡張性やメンテナンス性、ケースの取り回しやすさといったハイエンドPCのシャシーに求められる要素を兼ね備えており、長期間安心して使える信頼感がある。中でも、ハンドルとキャスターによるちょっとした移動のしやすさ、静音性は手に入れた時から頻繁に実益として実感できる要素だけに大きい。

 上記のように“制作の道具”としての機能を追求しつつ、美しくまとめた機能美の体現は、AppleのMac Proにも通じるところがある。現役クリエイターの協力の下に作り上げられただけのことはある仕上がりだ。

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 標準構成での直販価格は、税込みで67万9800円(送料は無料)だ。一般の人は途方もない金額と思うかもしれないが、ハイスペックなクリエイター向けPCを購入しようと思うクリエイターならば驚かないだろう。向こう数年はストレスのない制作環境が手に入ると思えば、検討する価値は大いにある。


ここで取り上げたDAIV DD-I9G90の他にも、GPUにNVIDIA RTX A6000を搭載したワークステーション(CPUはCore i7-1300KF)モデル「DAIV DD-I7N60」も99万9900円で用意されている
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