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ベルキンの「連係カメラ」用マウント2モデルを使って分かったこと(2/2 ページ)

最新のmacOS VenturaとiOS16搭載のiPhone 12以降のモデルを組み合わせることで、ワンランク上のビデオ会議などを実現する「連係カメラ」。この機能を快適に使うためのアダプターがベルキンから2種類発売されている。使い勝手はどうなのだろうか。

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設定はワイヤレスで自動認識 ビデオ会議でも重宝

 せっかくなので、連係カメラの利用方法も確認しておこう。といっても、Macの近くにiPhoneがあれば自動で認識してくれる。特別な設定は不要だ。

 後はFaceTimeなどの設定から、利用するカメラとしてiPhoneを選ぶだけでいい。


連係カメラの設定は簡単に行える

Macの近くにiPhoneがあると、FaceTimeなどのメニューからカメラとして選択可能になる

 MacBook内蔵のカメラも解像感は十分に高めだが、iPhoneのカメラはそれよりも数段明るく撮ることができる。

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 また、人物を常にフレームの中心に保つ「センターフレーム」や、机上に置いた資料などもふかんカメラのように補正して映してくれる「デスクビュー」もビデオ会議などでは重宝するはずだ。


左がMacBook Proの内蔵カメラで、右はiPhone 12 miniを利用した映像。iPhoneでは背景がボケたポートレートモードになっている

MacBookの手前にあるものをふかんカメラのように補正してくれるので便利だ

 なお、連係カメラとして使用中は、当然だがiPhoneを使用することはできない。


連係カメラの使用中はiPhoneを使用できない

 その状態でも着信はするが、その場合はiPhoneで出るか、そのままMacで応答することになる。どちらの場合も、利用中のビデオとオーディオは一時停止状態となる。

 この連係カメラを手軽に利用する方法として、今回紹介したベルキンのマウントはかなりおすすめできる。価格が高めなのがネックではあるが、それに見合う価値はあるだろう。MacとiPhoneを利用していてビデオ通話のクオリティを少しでも上げたいと思っているなら、是非試してみてほしい。

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