連載

ネットワークカメラの新しい選択肢! 球形ボディーの「SwitchBot 屋外カメラ」を使ってみた(前編)山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はSwitchBotの屋外カメラを使ってみよう。

前のページへ |       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

セットアップは容易 設置は本体をはめ込むだけでOK

 さてセットアップの手順そのものは、同じSwitchBotシリーズのカメラと大きくは変わらない。既にSwitchBotアプリを導入済みであれば、デバイスの追加画面から追加を実行すればよい。実際にカメラの画面が見られるようになるまで、ものの数分もかからない。

 今回試した限りでは、完了までわずか2分しかかからなかったので、アプリを未インストールの状態から始めたとしても、10分もあれば使えるようになるはずだ。競合となる家庭用の屋外向けネットワークカメラと比較しても非常に手軽で、本製品の1つの強みと言っていいだろう。


SwitchBotアプリのホーム画面で「+」ボタンを押すと、デバイスの追加画面が表示される。検出できなければ手動で「屋外カメラ」を選択する(左)。本体背面のゴムキャップを開けて電源を入れ、さらに音が鳴るまでリセットボタンを長押しする(中央)。2.4GHz帯のパスワードを手入力して「次へ」をタップする(右)

Wi-Fi設定が行われているので、しばらく待つ。きちんとプロセスが進行している場合は、3分フルに待たずに完了画面が表示される。時間がかかるのは何らかのエラーが起こっている可能性が高い(左)。セットアップが完了すると、ルームを選択する画面が表示される(中央)。完了するとカメラからの映像が表示される(右)

 続いて、壁面への設置を行う。まずは台座を壁面に取り付け、次いでカメラ本体をはめ込む流れだ。台座を直接ネジ止めできない場合を考慮して、両面テープで貼り付けるための補助パーツも用意されているが、貼り直しはできないので、取り付け先の位置決めは慎重に行った方がよい。

advertisement

 もっとも、カメラそのものは後からはめ込めばよく、作業自体は気楽に行える。これがRing Spotlight Cam Plusだと、本体は大柄でかつ重量もあるため、取り付けにはかなり気を使う。しかし、本製品は重量はともかくボールサイズということでかさばらず、片手ではめ込むだけで済むので、誰かの補助を必要とすることもない。


まずは台座を壁面にネジ止めする。ちなみに、基部から回転できるので向きは後からでも調整可能だ

カメラ本体をはめ込む。ロック機構はなく、物理的にはめ込むだけだ

後はスマホでカメラのプレビューを見ながら角度を調整するだけだ

直接ネジ止めできない壁面には、両面テープで貼り付けるためのオプションを用いる

台座にネジで取り付け、両面テープで壁面に貼り付ければよい

 なお、本製品は底面に三脚用のネジ穴があるが、こちらはかなり使い方が難しい。というのも三脚を用いて設置した場合、本製品は角度の調整を三脚側で行うことになるのだが、本製品は約320gと重量があることから、卓上用の小型の三脚では本製品を支えきれないのだ。大柄な三脚か、もしくはクランプ式でがっちりと固定できるような製品が必須だろう。


三脚穴を使っての固定も可能だが、重量はそこそこあるので不安定にならないよう注意したい

 次回は、本製品を3カ月ほど試用した上での、バッテリーの持ち具合の検証、さらに他の屋外向けネットワークカメラと比較した場合のアプリの使い勝手についてチェックしていく。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.