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細かすぎて伝わらない!? パンチルト対応のネットワークカメラ「ATOM Cam Swing」を長期利用して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(4/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はアトムテックのネットワークカメラ「ATOM Cam Swing」を長期使用して分かったことをまとめた。
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実売価格の安さをもって許容できるか否かが分かれ目
以上のように、長期的に使っているといろいろとツッコミどころも見えてくるので、4980円という実売価格の安さをもって許容するのか否か、ユーザーによって判断が分かれる製品といえる。長く使っていると、じわじわ評価が下がってくる製品と言い替えてもいい。設定変更後のハングアップもしばしばあるなど、処理性能の低さも感じる。
もっとも、他のATOM Camのモデルも含め、複数台を導入して広い範囲をカバーするという使い方であれば、やはりこのコストの低さは魅力だ。アプリ自体も複数台の同時運用でも見やすく設計されており、そういった使い方をすべき製品だと感じるが、そのためにはやはり複数台向けのクラウド録画プランがほしいと感じる。
最近はネットワークカメラの低価格化が進んでおり、パンチルトタイプで本製品よりも安い製品もちらほら出つつあるが、クラウドの保存先が国内のAWS Cloudであるなどの信頼性も加味すると、本製品を選ぶ価値は相応にある。登場直後に比べて消極的になりつつあるソフトウェアの改善に改めて注力してもらえることを、一ユーザーとしては期待したい。
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