XREAL Airの可能性を広げる「XREAL Beam」も体験 XR総合展で最新デバイスに触れてきた(2/4 ページ)
6月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで「第1回 メタバース総合展 夏」を含む「第3回 XR総合展 夏」が開催された。グローバルシェアNo.1だというARグラス「XREAL Air」をもっと使える新製品を体験してきた。
ARグラスやVR HMDで距離の壁を超える
レノボ・ジャパンは、ARスマートグラス「ThinkReality A3」とハイエンドVRヘッドセット「ThinkReality VRX」を展示していた。
ThinkReality A3は既に発売している製品で、片眼の解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)、ステレオスピーカーとマイク、環境認識用にデュアル・フィッシュアイカメラ、撮影用に8Mピクセルのカメラを搭載している。
PC Edition(21万7800円)であれば、狭い場所でも最大8つの仮想マルチモニターを表示できる。周囲に内容を盗み見られる危険がないため、機密事項を扱う業務に携わっている人が外で作業するといったシーンで役立つかもしれない。
Industrial Edition(41万8000円から)は工場などの業務用途を想定した製品だ。例えば接続したスマホに収録した手順書をAR表示しながら作業を行ったり、カメラで撮影した映像を遠隔地にいる熟練スタッフが見ながら作業者に指示を出すといった用途が想定できる。
ThinkReality VRXは、8月1日に発売するエンタープライズ向けオールインワンヘッドセットだ。価格は20万9000円で、操作は2つのコントローラーで行う。
デュアル・フルカラーパススルーカメラ、パススルーボタン、パススルーLEDインジケーター、4基の6DoFトラッキング用カメラなどを搭載している。片眼2280×2280ピクセルのパンケーキレンズを採用しているため、比較的スリムなボディーだ。
長時間の使用に耐えられるよう、頭部の後ろ側には6900mAhバッテリーを、ヘッドセット側にはディスプレイの熱を逃すための換気口を搭載している。128GBのストレージを搭載しているため、コンテンツを収録しておけばスタンドアロンでも使える。
工場などの技術トレーニング、医療従事者向けトレーニング、安全教育、接客トレーニングなどの他、オンラインミーティングや3D CADと組み合わせたデザインレビューなどに向いているという。
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