コスパに優れる“飛び道具”的なミニPCで仕事環境をレベルアップ 「GeeLarks X2」をリモートデスクトップと定時実行処理に活用:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(4/4 ページ)
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。
コスパのよい飛び道具を手に入れ、ワンランク上の仕事環境を入手!
作業をメインPCで全てまかなうのではなく、紹介したGeeLarks X2やリモートデスクトップ、定時実行処理などを飛び道具的に活用した仕事環境を構築してみてはいかがでしょうか。
こうした環境構築に、GeeLarks X2は間違いなくオススメできます。普通に使えるレベルの性能はありますし、小型、省エネです。本体約5万円+少々の電気代で、常時使える仕事環境を作れるのは、非常に優れているのではないでしょうか。ただし、構築するには多少なりともPCやネットワークの知識が必要となる点はご注意ください。
なお、リモートデスクトップを強調しましたが、もちろんディスプレイ、キーボード、マウスを接続して、普通に使っても問題ありません。
ミニPCを持ち運ぶという荒技
最後に、少しぶっ飛んだ荒技を紹介しましょう。小型・軽量と、本体の持ち運びは全く苦になりません。ということで、複数の拠点でお仕事される方は、この本体自体を持ち歩いてしまうという発想はいかがでしょうか。それぞれの拠点に、ディスプレイ、キーボード、マウス、USB Type-C電源を配置。本体のみを持ち運ぶ、というわけです。
もちろんノートPCとは違い、移動中に起動させることはできません。しかし、自分に最適化した環境を簡単に持ち運べるというのは魅力的ではないでしょうか。このサイズにもかかわらず、4Kディスプレイ2枚に出力も可能です。電源やディスプレイがないと使えないため、ある意味、カフェなどで使うことができず、画面のぞき見による情報漏えいを防ぎやすくなるかもしれません。これはPC管理者にとっても朗報といえるでしょう。
関連記事
5万円切りでIntel N100搭載の片手に収まる超小型デスクトップPC「GeeLarks X2」を試して分かったこと
手頃な値段で買えるデスクトップPCに注目が集まっている。今回取り上げるGlotureの「GeeLarks X2」は、Intel N100を搭載した胸ポケットに入る超小型ボディーが特徴だ。カラー電子ペーパーは“メモ活用フロー構築”で強い! ペンも秀逸なAndroidタブレット「BOOX Tab Mini C」
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。「XREAL Air+Beam」は仕事に役立つか? “今すぐ買えるARグラス”でモバイルオフィスを実現
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。“自炊派”が7型電子ペーパー端末「BOOX Page」を試す 読書ワークフロー構築のススメ
企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。SKT、7.8型カラー電子ペーパー端末「BOOX Tab Mini C」など2製品
SKTは、ONYX Internatinal製となる7.8型カラー電子ペーパー搭載タブレット端末「BOOX Tab Mini C」など計2製品を発表した。ONYX、小型軽量設計の6型電子ペーパー端末「BOOX Poke5」
SKTは、ONYX Internatinal製となる6型電子ペーパー採用タブレット端末「BOOX Poke5」を発表した。ONYX、カラー表示対応の10.3型電子ペーパー端末「Tab Ultra C」
SKTは、10.3型カラー電子ペーパーを採用したタブレット端末「Tab Ultra C」を発売する。カラー対応にメリットはあるのか? E Ink搭載Androidタブレット「BOOX Nova Air C」を試す
Onyx International製の「BOOX Nova Air C」は、カラー表示に対応する7.8型E Ink(電子ペーパー)を搭載するAndroidタブレットだ。E Inkのカラー対応のにメリットはあるのか──実際に使って検証してみよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.