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「ボクが言うのもアレだけど、難しいよね」 島根富士通でFCCLの齋藤会長が20組の親子とPC組み立て教室に参加して漏らしたつぶやきもうすぐ生産台数が5000万台突破!(2/4 ページ)

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)と島根富士通が、夏休み恒例となるPCの組み立て教室を開催。2022年の大隈健史社長に続き、2023年は齋藤会長が20組の親子に交じって組み立て教室に参加した。

「いきなり最難関だね!」「誰だよぅ、こんな設計にしたのは」

 今は会長の齋藤さんだが、以前はノートPCの開発も行っており、PCの分解や組み立てはお手の物だった。しかし、経営陣として会社を運営する立場になってからは、初の組み立て作業だという。


組み立て教室開催直後の齋藤さん。心なしか不安な様子だ

あいさつを終えて、エプロンを取り付けつつ気合を入れる

齋藤さんが組み立てるのは、最軽量を誇るLIFEBOOK WU-X/H1だ。こちらは、1920×1200ピクセル表示に対応した14型液晶ディスプレイ

キーボードは、かな表記なしのすっきりタイプだ

底面カバー(Dカバー)。ネジ穴のサイズが異なっているのが分かる。これも最軽量を実現するための取り組みだ

マザーボードはコンパクトだ

マザーボードの裏面。あらかじめ、冷却ファンが取り付けられている

容量25Whのリチウムイオンバッテリー

SSDなどのパーツが入ったケース

 実際に組み立てる前に、まずはドライバーを使ったネジ締めの練習から始まるが、ここで齋藤さんが「いきなり最難関だね!」「これは入っていないよね」とヒートアップする。そう、ネジが小さすぎてうまくはまらないのだ。

 前述のように組み立て教室では省略化されているが、パームレスト面(Cカバー)にキーボードやマザーボードを取り付けるには多数のネジが必要だ。しかも軽量化を目指してネジ自体のサイズも異なっており、ややこしさに拍車を掛ける。

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 普段は専用のネジ締めロボットが行う工程だが、まずは小手試しのネジ締めが「誰だよぅ、こんな設計にしたのは……」と思わず愚痴をこぼすほど齋藤さんを苦しめた形だ。もちろん、周囲の参加者も手こずっている人が多かった。 


まずはCカバーにキーボードユニットを固定するネジ締めに取りかかる

メガネを外し、おもむろに本気モードに入る

無事に最初のネジ締めが終わり、ホッとする齋藤さん

続いては、マザーボードの取り付けだ

「1,2,3、4」とカウントしながらもくもくとネジを回す齋藤さんを、だまって後ろから見守る先生役のマイスターである武田さん(右)

ネジ締めに続いては、こちらも面倒なフレキシブルケーブルの取り付け。「これ入ってないよね」「やった、これは入ったんじゃない?」と先生役に確認する齋藤さん

「ダメです、斜めに入っています」とすかさず先生からダメ出しを受ける。齋藤さんのため息が漏れる中で、ソッとケーブルを入れ直す武田さんの図

「強引にケーブルをいれるのがいいんだよ!」という齋藤さんに対して、すかさず「ケーブルを滑り込ませる形ですね!」とフォローする武田さんのやりとりを経て、約50分におよぶ前半の組み立て作業が無事に終わった

休憩時間中には、島根県の観光マスコットキャラクター「しまねっこ」(中央)と島根富士通 代表取締役社長の神門明さん(左)と記念撮影をする余裕も生まれた。いい笑顔だ!

 組み立て作業の後半戦は、液晶ディスプレイやバッテリー、SSDなどの取り付けなどを行う。齋藤さんのPCは、無事組み上がるのだろうか。

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