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ASUSTekがIntelから小型PC/ベアボーン「NUC」生産ラインを引き継ぎ 第10~13世代Coreプロセッサ搭載製品の製造/生産を開始

Intelと小型PC/ベアボーンキット「NUC」の製造/販売を引き継ぐことを表明していたASUSTek(ASUS)が、その引き継ぎを正式に完了したことを発表した。今後、Intelが開発した第10~13世代Coreプロセッサ搭載のNUCはASUSを通して販売されることになる。

 ASUSTek Computer(ASUS)は10月2日(台湾時間)、IntelのNUC(Next Unit of Computing)製品ラインを引き継ぐ調印式を実施した。これにより、同社はIntelが販売していた第10~13世代Coreプロセッサ搭載のNUC製品の製造/販売権を正式に引き継いだことになる。


ASUSとIntelが開催した調印式の模様。中央にいるのは、ASUSのジョニー・シー会長だ

 Intelは7月、NUC事業への直接投資をやめ、パートナー企業にNUC(相当の)製品の開発/製造を任せる方針を決定した。

 同月、IntelはASUSとNUC事業に関する非独占的なライセンス契約を締結することで基本合意に至ったことを発表した。この合意に基づき、ASUSはNUCに関するビジネスを担う「NUC BU(Business Unit)」を立ち上げ、9月1日(台湾時間)から製品の受注を開始した。

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 今回の契約では、ASUSはIntelからNUCに関するハードウェア/ソフトウェアに関するライセンス供与を受けた他、IntelのNUC事業部の人員も受け入れている。ASUSは、NUC事業の継承を「AIとIoTの研究開発能力とテクノロジーソリューションの拡大」につなげる考えだ。


ASUSのジャッキー・シュー氏(シニアバイスプレジデント)とIntelのミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏(シニアバイスプレジデント)

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