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マウスコンピューターのゲーミングPCブランド、なぜ2つ? 小松社長が語る「NEXTGEAR」登場の背景(2/3 ページ)

ゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」(ネクストギア)の新製品が登場する。ブランド初のゲーミングノートPCは、SNSの声を反映した特徴あるボディーカラーを採用している。マウスコンピューターにはゲーミングPCブランド「G-Tune」もあるが、どのような違いがあるのか?

LEDデコレーションが楽しいデスクトップPC「NEXTGEAR JG-A7A8X」

 新しいゲーミングデスクトップPC「NEXTGEAR JG」シリーズは、新モデルが加わって多数のラインアップ構成となった。中でも「JG-A7A8X」は、グラフィックスカードに最新のRadeon RX 7800 XTを搭載しており、CPUはRyzen 7 7800X3D、メモリは標準で16GB(8GB×2)、ストレージは1TB(PCIe Gen 4 x4)のSSDを採用している。価格は25万4800円から。


NEXTGEAR JGシリーズ

 インタフェースは、背面に最大7680×4320ピクセルピクセル(120Hz)出力をサポートするDisplayPort×3、最大7680×4320ピクセル(60Hz)出力のHDMI、USB 2.0対応のUSB Standard A×2、USB 3.0対応USB Standard A×2、USB Type-C、ギガビットイーサネット対応LANポート、マイク入力、ラインイン、ラインアウトを、天面にUSB 3.0対応のUSB Standard A×2、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載する。電源ボタンは天面に配置した。


天面にインタフェースを集中させることで、床置きしても操作しやすい

 ケースの前面には大きなクロスをあしらい、その上部と下部はメッシュ加工となっている。内部のファンLEDがよく見えるデザインだ。側面はガラスパネルで内部のライティングなどを楽しめる。LEDはNEXTGEARのブランドカラーであるマゼンダの他、赤と青、そして非点灯から選べる。

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新しいNEXTGEAR JGシリーズではLEDカラーを選べる

 冷却性能にもこだわっている。冷却ファンは最大で前面に3基、天面に2基、背面に1基を取り付けられる。天面には240mmの水冷ラジエーターも装着可能なため、高負荷のゲームでも安定してプレイすることを期待できる。ファンの回転数も任意に制御可能だ。


冷却ファンを最大6基搭載可能

 PCを長く使えるよう、メンテナンス性の高さにもこだわっている。天面や底面のホコリ取りフィルターは水洗い可で、天面のフィルターはマグネット式で着脱も容易だ。

本体デザインはSNSの声を反映

 NEXTGEAR JGシリーズでもSNSによるアンケートを実施し、3種類のボディーデザイン、2つのカラーについての意見を募った。実施前は、無難なボディーデザインが選ばれるのではないか、カラーは黒が好まれるのではないかと社内で想定していたというが、ケースの前面にクロスをあしらったデザインが多くの票を集めた。また予想以上に白の人気も高かったことから、ホワイトカラーもバリエーションに加えたという。


NEXTGEAR JG-A7A8X

アクセスしやすいように、天面にインタフェースが並ぶ。ダストフィルターはマグネットで固定されており、簡単に取り外しができる

今後販売が予定されているNEXTGEAR JG-A7G7Tのホワイトモデル

背面には3基のDisplayPort、HDMI、2基のUSB2.0対応USB Standard A、2基のUSB 3.0対応USB Standard A、USB 3.0対応USB Type-C、ギガビットイーサネット対応LANポート、マイク入力、ラインイン、ラインアウトなどの端子が並ぶ(写真はNEXTGEAR JG-A7G7Tホワイトモデル)

サイドのガラスパネル。ファンのLEDを楽しめるデザインで、ゲームプレイを盛り上げる。グラフィックスカードを支えるサポートステイも追加された

 報道陣向けの発表会に登壇した開発パートナー、台湾ASRockのクリス・リー氏(マザーボード&ゲーミングモニタービジネスユニット バイスプレジデント)は、マザーボードのデザインと品質の高さについて「製品として安定性を持たせることはもちろん、AIを用いた徹底的な品質管理を工場で行っている。AIで人の目では判別の難しいパーツの診断も行っている」と説明している。

 シャシーの開発で協力した台湾Linkworld Electronicのジェファーソン・リン氏(チェアマン)は、「コンセプトカーが引き算による美しさを実現していることに着想を得て、NEXTGEAR JGのデザインを生み出した。PCに触れたユーザーが違和感を抱かないよう、メッシュ部を滑らかにしたし、今のところメッシュに貼り付けているネームプレートも、今後はメッシュをへこませて一体感をもたせるなどの修正を加えて、より良い手触りを実現していきたい。ユーザーからのフィードバックも寄せてほしい」と語った。

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