ニュース

2画面ノートPC「DXUSCREEN」の出資者募集、10万円以下のコースも/10G SFP+やU.2 NVMe SSD対応の超小型PCをMinisforumが販売開始週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月24日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」シリーズ公開

 東京大学・松尾研究室発のAIカンパニーELYZA(イライザ)は12月27日、日本語大規模言語モデル(LLM)「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」シリーズを一般公開した。ライセンスはLlama 2 Community License に準拠しており、Acceptable Use Policyに従う限り、研究および商業目的で利用できる。


ELYZAが商用利用も可能な日本語LLM「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」シリーズを発表した

 ELYZA-japanese-Llama-2-13bは、Metaが提供するLLM「Llama 2 13B」をベースに、約180億(18B)トークンの日本語テキストで追加事前学習を行ったモデルだ。ELYZAによると、GPT-3.5(text-davinci-003)を超える性能を有しており、オープンな日本語LLMの中で最高性能を達成したとしている。

 ELYZA-japanese-Llama-2-13シリーズには、他にも以下のモデルが用意されている。

advertisement
  • ELYZA-japanese-Llama-2-13b-instruct:ユーザーからの指示に従いさまざまなタスクを解くことを目的として、「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」に対して事後学習を行ったモデル。
  • ELYZA-japanese-Llama-2-13b-fast / ELYZA-japanese-Llama-2-13b-fast-instruct:Llama 2に日本語の語彙を追加して事前学習を行ったモデル。文章をより少ないトークン数で表現できる。

 今回公開された4つのモデルは、いずれもHugging Face Hubにて公開されており、Transformersライブラリから利用可能となっている。

Android版の「Microsoft Copilot」が配信スタート

 Microsoftが「Microsoft Copilot」のAndroidアプリをGoogle Playストアで公開した。この件に関してMicrosoftからの発表はないが、更新日が12月19日となっているので、そのタイミングでリリースされていたようだ。


Microsoft CopilotのAndroidアプリがGoogle Playストアで公開された

 Copilotが利用できるアプリとしては、他にもBingとEdgeブラウザがリリースされている。新たに追加されたMicrosoft Copilotは、BingからCopilot機能だけを切り出したもののようだ。

 いずれのアプリもOpenAIのGPT-4と画像生成AIのDALL・E 3をサポートしており、チャットでの質問に答えるだけでなく、画像を生成したり、メールの下書きを作成したりが可能となっている。

 なお、執筆時点ではiOS版はリリースされていないが、BingやEdgeブラウザはiOSでもリリースされているので、近いうちに登場すると考えられる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.