レビュー

「ROG Strix G18(2024)」はCore i9-14900HX+18型の大画面を備えたゲーミングステーションだ(5/5 ページ)

ASUS JAPANから、1月のCES 2024でグローバル発表されたモデルのうち、先陣を切って「ROG」と「TUF Gaming」シリーズのゲーミングPCが国内投入された。その中から、18型の大画面を備えた「ROG Strix G18(2024)G814」を細かくチェックした。

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発熱の処理は非常に優秀

 動作音については、Turboモードだと高負荷時はかなり大きな音になるが、パフォーマンスモードであればかなりマイルドになる。また、本製品のサイレントモードはバランス型で、高負荷時にはそれなりの音は発生する一方、パフォーマンスへの影響はさほど大きくない。

 発熱の処理は非常に優秀だ。高負荷時でも手がよく触れるパームレストは体温以下で、クールな状態を保っていた。


システムの動作音。室温22度、暗騒音30dBの環境で、大柄なため本体手前から1cmの至近距離で測定した

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(室温22度)。全体に温度は低く保たれており、パームレストに熱が伝わってくることはなかった

高い実力をもった大画面ゲーミングノートPC

 評価機である上位モデル(G814JIR-I94R4070)の同社直販価格は、32万9800円(税込み、以下同様)だ。Core i9-14900HXの性能については少々期待外れのところもあるが、もともとノートPCのトップエンドは従来のCore i9-13980HXの時点でパフォーマンスは圧巻だった。

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 パワフルな性能と240Hz対応の大画面、優れた放熱設計など、ゲーミングノートPCとしての実力と完成度は高く、納得のプライスだろう。

 また、本機の兄弟機として、GPUがGeForce RTX 4060 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)の下位モデル(G814JVR-I94R4060)も、29万9800円で用意されている。予算や必要なパフォーマンスに応じて検討すると良いだろう。


ボディーの随所にさまざまな仕掛けが施されているので、ROGシリーズならではのトピックだ
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