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有機EL採用でスタイラスも付属! ペンタブレットのように使える4K対応15.6型モバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

イーホームウェイの15.6型モバイルディスプレイ「O156DSR」は、前回紹介した17型モデル「E170DSR」と何が違うのか。実機を交えてチェックした。

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USB Type-CとHDMIのいずれかで接続しタッチ操作にも対応

 では実際に使ってみよう。接続方法はUSB Type-CとHDMIの2択だ。USB Type-Cポートは2つあり、一方は補助給電用で映像信号の伝送が可能なのは上側のポートのみとなる。HDMI接続でタッチ操作を行う場合は、HDMIケーブルに加えてUSBケーブルをデバイスに接続する必要がある。

 これらの接続に利用するケーブルに加えて、補助給電用のUSB PD充電器が付属している。最大出力は30Wということで、本製品との組み合わせでは使わなくとも、単体でスマホなどの充電に対応できるのでお得だ。

 スタンドは横置きのだけでなく縦置きにも対応するが、縦置き時は角度調節はできない。またこれ以外の設置方法、具体的にはVESAマウントやネジ穴を使っての設置には対応しないので、デスク回りに固定するといったニーズには不向きだ。できるとすれば、せいぜいタブレットアームを使っての固定くらいだろう。

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USB Type-Cポートは2基あり、デバイスとの接続に使うのは上側だ。下側は給電専用となる

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」と並べたところ。アスペクト比が16:9ということで横に長い

画面を横方向から見たところ。色の変化などはほぼ見られない

ポートはスタンドにあるため、ノートPCを左右に並べてもケーブルは干渉しない

フットプリントは小さく、ノートPCと背中合わせでも快適に使える

縦向きにした状態での利用にも対応している。角度調整は行えない

 OSDメニューについては、最初のメニュー表示のみ物理ボタンで行い、その後はタッチで操作する方式だ。UIはタッチに特化されていて使いやすいが、日本語ラベルをほぼ排したアイコン表示が中心ということで、一部分かりづらい項目もある。


OSDメニューを表示させるには、スタンド左側面にある2つのボタンを使用する

ボタンを単押しすると、接続方法の選択が行える

メインメニュー。こちらは画面タッチで操作する。アイコンが多用されており、やや分かりづらい

ボタンを上に倒すと、メインメニューを経由せずに輝度を調整できる

ボタンを下に倒すと、メインメニューを経由せずに音量調整が可能だ

 なお前回の17型でもそうだったが、本製品はケーブルの抜き差しの順序などの条件によって、デバイス側で正しく認識されない確率がそこそこ高い。

 今回試した限り、デバイス側の起動が完了した後に、本製品にケーブルをつなげば問題ないようだが、本製品をつないだ状態でデバイスを起動させるという順序では、見つけられない場合が多いようだ。うまく認識できない場合は、ケーブルを抜き差ししてみることをお勧めする。

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