4K Webカメラ「MX BRIO 700」は仕事で使うと役立つ? 試して分かった他との違い(3/3 ページ)
ロジクールが、フラッグシップモデル「MXシリーズ」初の4K Webカメラ「MX BRIO 700」を発表した。その使い勝手を実機で試した。
Logi Option+やLogicool G HUBに対応
画像の明るさ調整などは、例えばZoomアプリ上からも調整できるのだが、従来の製品では「Logi Tune」を利用して調整を行っていた。本機もLogi Tuneで調整可能だが、MXシリーズになったということもあり、新たに「Logi Option+」や「Logicool G HUB」にも対応した(Logi Option+は、3月6日にリリースされたV1.66で対応)。
既にマウスやキーボードなどのLogicool製品を利用しているのであれば、Logi Options+から一括で管理できるのは便利だろう。
設定可能な内容としては、まず視野角の調整(90/78/65度)と最大4倍のズーム設定が行える。視野の調整はベースが90度で、65度と78度はそこから映像を切り出すイメージだ。このため、65度と78度では切り出し位置の微調整も行える。
この他、Logi Options+では、露出やホワイトバランス/輝度/コントラストなども調整できる。また、自分好みに調整した内容をプリセットとして登録しておくことも可能だ。あまり複数の設定を使い分けることもないと思うが、午前中と夕方など、部屋の明るさが異なる場合に設定を使い分けるのもいいかもしれない。
新生活にお勧めの1台
最近では、スマートフォンのカメラやデジカメをPCの外付けカメラとして利用することもできるようになってきた。また、ノートPCのWebカメラも高画質なものが増えているので、あえて外付けのWebカメラを購入しようという人は少ないかもしれない。ただ、面倒な設定が必要なく、USBで接続するだけですぐに高画質のカメラを使えるのは大きな強みだ。ビデオ会議をメイン業務で利用している人で、未体験の人は試す価値が大いにある。
とりあえずWebカメラが欲しいと思っているなら、MX BRIO 700は良い選択肢になるはずだ。これならば、数年で物足りなくなるということもないだろう。春からの新生活、オンライン会議の環境を整えようと思っている人にはお勧めしたい1台だ。
関連記事
専用ソフト不要で顔を中心に捉えるJabraの4K対応オンライン会議向けWebカメラ「PanaCast 20」
GNオーディオジャパンの「Jabra PanaCast 20」はオンライン会議を想定したWebカメラだ。ソフト不要で画角を調整できる機能が特徴だ。実機を試してみた。Webカメラ「MAXHUB UC W21」の4K+120度はビデオ会議にちょうどよかった
国内ではナイスモバイルから発売されている4K Webカメラ「MAXHUB UC W21」。ハイブリットワークが進む中で、ビデオ会議の重要性は相変わらず高く、日々自分の映りが気になっている人も多いはずだ。実機を使って試してみた。4Kカメラ「Webex Desk Camera」で新世界を体験 PC内蔵Webカメラに不満を抱える人の救世主となるか
最近では、ビジネス用途のビデオ会議でも高解像度のカメラニーズが増えている。シスコシステムズの4K Webカメラ「Webex Desk Camera」を例に、一般的なノートPC内蔵のWebカメラと比較してみた。ノイキャンマイクを内蔵した「HP 960 4K ストリーミングウェブカメラ」を使って分かったこと
日本HPから、4K(3840×2160ピクセル)対応のWebカメラが発売された。WindowsやmacOS、ChromeOSに対応した「HP 960 4K ストリーミングウェブカメラ」を実際に使って見た。トラックパッド搭載でiPadをガッチリ守る! 第10世代iPadに対応したロジクールのキーボードケース「Combo Touch」を試す
第10世代iPad用のカバー兼キーボードに、新モデル「Combo Touch for iPad(第10世代)」が登場した。タッチパッドやキーボードバックライトを備えた本モデルを細かくチェックした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.