コラム
「PowerColor」グラボはどのような環境で生まれる? 台湾TULの工場を見学してみた:COMPUTEX TAIPEI 2024(4/4 ページ)
「PowerColor」ブランドのグラフィックスカードで知られるTULは、台湾に本拠を構えるメーカーだ。COMPUTEX TAIPEI 2024に合わせて、本社工場を見学する機会があったので、グラフィックスカードの生産の実情をお伝えにしたいと思う。
COMPUTEX TAIPEI 2024におけるPowerColorブースの様子
PowerColorブースの入り口には、同ブランドのサブブランド「Hellhound(ヘルハウンド)」のキャラクターをあしらったMOD PCが飾られていました。タイ在住のクリエイターであるジャグパット・ソングル氏が製作したものだそうです。
ブースの展示は既存製品が中心で、最近日本でも人気を集めている「Sakura Edition」の製品もいくつか展示されていました。
少し面白かったのが、NPU(ニューラルプロセッサ)を使ってグラフィックスカードの消費電力を調整するデモンストレーション。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARC」で実際に消費電力が抑えられていることが確認できました……が、その分としてフレームレート(とテストスコア)も少し落ち込んでいました。
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ゲーミングPCの消費電力の最適化もAIで――そんな時代になってきているのかもしれません。今後に期待です。
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