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「Interop Tokyo 2024」で各社の最新テクノロジーとソリューションを見てきた!Interop Tokyo 2024(4/7 ページ)

さまざま端末がネットワークへ接続できるようになったことで得られる恩恵は多いが、それと同時にセキュリティ上のリスクも増大した。最新テクノロジーでその課題を解決すべく、「Interop Tokyo 2024」には多彩なソリューションが展示されていた。最前線の取り組みを紹介しよう。

3mの高さから落としても壊れないエッジストレージ 日本シーゲイト

 日本シーゲイトのブースでは、持ち運べるサブスクモデルのエッジストレージ「Lyve Mobile」を展示していた。大容量データの持ち運びは年中行われるものではないが、必要になることもある。しかし、その時のために大容量ストレージを購入すると、お金がかかるし物理的にもじゃまだ。


日本シーゲイトのブース

 そこで、46TBから122TBの持ち運べるエッジストレージのLyve Mobileが役に立つ。大容量データを持ち運ぶとなると、心配になるのが物理的破損とデータ漏えいだが、このストレージデバイスは3mの高さから落としても壊れることがないという。


移動用ストレージの「Lyve Mobile」

 また、データ漏えいに関しても契約時に日本シーゲイトが発行したトークンを適用したPCと接続しないと、データを見ることができないなど不安がない。

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契約時に発行されたトークンを適用したPC以外では、データの中身を見ることができない

 持ち運び時には、振動に強いGPSカードの仕込まれたキャリーケースを利用する。万が一の紛失や盗難でも、位置情報が分かるので安心だ。


緩衝材でみっちりのキャリーケース。海外の飛行場で手荒に扱われることを想定した仕様だという

キャリーケースに仕込んであるGPSカード

 返却時には、専用アプリでデータを完全に消去する。「我々のような“中の人間”でも、消去したデータを復元できない」と担当者は語る。戻ってきたストレージには、さらにクリーニングを実行して次に備えるという。

 アニメ制作会社や、映像製作会社などからの引き合いが増えているとのことだ。

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