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“NEXT GIGA”のスペック更新で各社が学習用端末をアップデート──「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート(6/8 ページ)
6月6日~8日にかけてTFTビル(東京・有明)で開催された「NEW EDUCATION EXPO 2024」。GIGAスクール構想第2フェーズに向けて更新された要件を満たす学習用端末のほか、校務用端末などさまざまなものが展示されていた。ここではハードウェアに焦点を絞って紹介する。
コンバーティブルタイプのWindows PCを投入予定──富士通
富士通のGIGAスクール端末「Fujitsu Tablet STYLISTIC Q5011/NEG」は、少々ゴツい印象だ。デタッチャブルタイプでクラムシェルとしても10.1型タブレットとしても使え、キーボードとの接続はマグネットではなくラッチを採用している。マグネットを使わないことで、異物の付着を防ぎ、同時に故障率も下げられるというわけだ。
タブレットになるディスプレイは丸みを帯びた角を持つ。それぞれの角にはラバー製のバンパーを備え、76cmからの落下にも耐える。また、背面から前面まで滑りにくい素材を採用しているので持ちやすく滑りにくい。机からの落下も防止する。
興味深いと思ったのは、各端子にパッキン付きカバーがあることだ。通常の校外学習だけでなく、水泳も含む体育の授業でも使えるIPX4/IP5Xの防滴・防塵(じん)仕様となっている。物理的なカバーがあると安心度も段違いだ。
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なお、2025年度はコンパーチブルタイプのWindows PCを投入予定とのこと。詳細はまだ詰めているところではあるが、参考出展されていた新機種にはUSB Type-C端子やUSB Standard-A端子の他、HDMI端子も確認できた。GIGAスクール端末としては豪華そうだ。続報を待ちたい。
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