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「UMPCが低スペックという概念を覆したい」──テックワンが3in1PC「ONEXPLAYER X1 mini」など国内販売(4/4 ページ)

テックワンは6月27日に中国One-Netbookの3-in-1PC「ONEXPLAYER X1 mini 国内正規版」を取り扱うことを発表した。発表会にはOne-Netbook CEO Jack Wang氏も登場し、ものづくりを始めたきっかけなども語ってくれた。発表会とほぼ実機に近い開発機のハンズオンの模様をお伝えする。

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ONEXPLAYER X1 AMD版

 続いてAMD版のONEXPLAYER X1だ。こちらはディスプレイサイズが10.95型ということもあり、UMPCというよりモバイルPCのサイズ感となっている。


ONEXPLAYER AMD版

ONEXPLAYER X1(写真左)とONEXPLAYER X1 mini(写真右)

 10.95型のONEXPLAYER X1にはIntel版とAMD版が用意されるものの、8.8型のONEXPLAYER X1 miniについてはIntel版への言及がなかった。これは「8.8型はゲーム利用が大半を占めるであろうことを想定しているから」(同社)とのことだ。

 ONEXPLAYER X1を引き続き見てみよう。こちらは縦にサイズがあることもあり、左右側面にも端子を搭載する。

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上部にあるインタフェースはOCuLink端子のみ。写真左端にターボボタン、中央より右側にボリュームボタンと指紋認証センサー兼用電源ボタンがある

右側面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子端子とmicroSDメモリーカードスロット

左側面にUSB4(USB Type-C)端子×2基を搭載

下辺側面には専用カバーキーボードを接続するためのマグネットポゴピンがあるだけだ

 ONEXPLAYER X1がONEXPLAYERブランドの他の3in1PCと異なるのは、キックスタンドを内蔵していないことだ。立たせるために専用ブラケットを使用する。


キックスタンドを内蔵していないので、立たせるには専用ブラケットを使う

マグネットタイプでピタッと簡単に装着できる。給気口とLEDをふさがない設計だ。なお、最大傾斜角は135度ある

ディスプレイサイズが大きいこともあり、専用カバーキーボードはフルキーで用意されている。普段は仕事に使えそうだ

ONEXPLAYER M1

 説明を受けるまでONEXGPUだと信じて疑わなかったのが、同じボディーを使ったデスクトップミニPCのONEXPLAYER M1だ。


ONEXPLAYER M1

注意深ければ、背後のサインに「ONEXPLAYER M1」と書かれているのに気付けたはず

前面はシンプル

右側面に電源ボタン、ターボボタン、RGBライトオン/オフボタン、OCuLink端子、HDMI端子を備える

背面にはUSB4 USB Type-C×2、HDMI、DisplayPort、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 2.0 USB Standard-A、microSDメモリーカードスロット、LANポート、3.5mmマイク兼用ヘッドフォンジャックを備える

左側面には給気口

底面にはSSDスロットがある。簡単にM.2 PCIe 2280 SSDを換装可能だ

 なお、ONEXPLAYER M1もONEXPLAYERブランド専用コントローラーの他、各社のコントローラーを使える。発表会後の会場でプレイステーション用コントローラーを使ってゲームプレイしていた山田社長は「やっぱり、使い慣れたものがいいですよね」と本音を漏らしていた。


プレイステーションのコントローラーをONEXPLAYER M1に接続してゲームプレイする山田社長

ONEXGPUと接続したONEXPLAYER M1。目を凝らさないと見分けがつかない

 ONEXPLAYER X1 miniもONEXPLAYER M1も魅力的な製品だが、ワンCEOによれば、「もっと良い製品を作りたい」とのことなので、今後、どのような端末が出てくるのか、今から楽しみだ。

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