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「VAIO Vision+ 14」は異次元の軽さだった! VAIO入魂の新型モバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(2/4 ページ)

モバイルディスプレイの普及が進んでいるが、ついにVAIOからも初の製品が登場した。公称重量約325gの意欲作「VAIO Vision+ 14」を細かく見ていこう。

パススルー給電対応! ノートPCの上に重ねて配置可能だが……

 では実際に使ってみよう。デバイスとはUSB Type-Cケーブルで接続する。ポートは右側面に2基あるが、機能に違いはないので、上下のどちらを使用しても構わない。

 前述のように本製品はノートPCの上に重ねるようにして配置することもできるが、ノートPCの横に並べて使う場合は、本体背面の付属のスタンドを用いて自立させる。こちらは一般的なモバイルディスプレイそのもので特筆すべきことはないが、角度調整の自由度は高い。

 なお2基のUSB Type-Cポートを使うことで、本製品に接続した充電器からノートPCの充電も行う、いわゆるパススルー充電にも対応する。試しに65Wの充電器を接続したところ、本製品から見て37W、100Wの充電器に接続した場合は57Wの充電器として認識された。

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 これは本製品でいくらかの電力が間引かれた結果だが、後者については付属のケーブルが3A対応(上限60W)であるため、そこがボトルネックになった可能性がある。いずれにしても、本製品を利用しながらノートPCも給電できるのは、ノートPCのUSB Type-Cのポート数が少ない場合に重宝するだろう。


接続はUSB Type-Cのみだ。2ポートあるが機能は同じで、どちらにつないでもよい

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」(左)と並べたところ。画面が縦方向に広いことが分かる

斜め方向から見ても十分に明るい

ノートPCの横に並べる場合は、本体背面のスタンドを使えばよい

ノートPCと背中合わせにしてプレゼン用途でも利用できる

ベゼル幅は上部が5mm、左右が4mmとスリムだ

下部についても15.5mmと、一般的なモバイルディスプレイよりはかなりスリムにまとまっている

パススルー充電にも対応する。65Wの充電器を本製品経由でノートPCにつないだところ、ノートPCからは37Wの充電器として認識された

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