「VAIO Vision+ 14」は異次元の軽さだった! VAIO入魂の新型モバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(1/4 ページ)
モバイルディスプレイの普及が進んでいるが、ついにVAIOからも初の製品が登場した。公称重量約325gの意欲作「VAIO Vision+ 14」を細かく見ていこう。
VAIOの「VAIO Vision+ 14」は、14型のモバイルディスプレイだ。公称値でわずか約325gのボディーで、14型ワイド以上のモバイルディスプレイとしては世界最軽量をアピールしている。また付属のカバースタンドを用いることで、ノートPCの上に配置できるのも特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
他社製モバイルディスプレイの約半分という軽さ
まずは基本仕様をざっと押さえておこう。液晶の画面サイズは14型で、解像度は1920×1200ピクセルと、一般的なモバイルディスプレイがアスペクト比16:9であるのに対して、本製品は16:10と、縦方向に長いのが特徴だ。
画面はアンチグレア加工が施されており、輝度は400ニト、色域はsRGBカバー率が100%、コントラスト比は1200:1、視野角は水平/垂直ともに178度となっている。この他、HDCP 1.4にも対応している。タッチ操作には非対応だ。
ボディーには熱可塑性立体成型カーボンを採用しており、重量は実測で315gと、同等サイズのモバイルディスプレイの約半分ほどしかない。実際に手に持ってみても異次元の軽さだ。ちなみにこのカーボンは、同社によるとアルミニウムや樹脂に比べて約70%の質量で同等の剛性を持つとされており、実際に手にしてもひ弱さは全く感じない。
もう1つの特徴として、ノートPCの横にではなく、上に重ねて配置することを想定したスタンドが付属することが挙げられる。
このスタンドは保護カバーとしての機能も備え、本体をぐるりと一周させて覆うことも可能だ。立体的に折り曲げて本製品を上に乗せることによって、ノートPCのちょうど上に配置するためのスタンドとしても使用できる。詳しくは後述する。
接続方法はUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)のみで、パススルー給電にも対応している。主な付属品はUSB Type-Cケーブルとカバースタンドのみとシンプルだ。
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